伝えにくいこと
久々にクラニオセイクラル・セラピーの本を読みなおしています
わかったような顔をしてクラニオワークをしていますが
こうやって読み直してみると自分のやり方に
新しい課題が見つかったり、ヒントがあったりするから
たまにはこうやって懐かしい本を読む意義はあります
読み比べてみると同じクラニオワークでも伝えようとしている内容が違います
「クラニオセイクラル・オステオパシー」は手技そのものの解説書として
理解しやすい本だと言えるでしょう
ところが「クラニオセイクラル・リズム」は手技よりも
その先の感覚的なことであったりイメージ的なことが
あちらこちらに読み取れます
基本書としての位置づけのようですが
なかなか読んでみると難しくもあります
正直私の周りでも評価の分かれるところです
手技療法の本の多くはテクニックの解説が中心になるのですが
その先の感覚的なことはやった本人固有のものである場合が多く
言語化して伝えることが難しい部分であるとも言えます
同じテクニックを使っても解釈が違う場合
そういった感覚的なことやイメージも異なるでしょう
逆に同じレベルに達した者同士の場合
言葉にせずともわかりあえることさえあります
だから「クラニオセイクラル・リズム」に書かれた表現が
万人に理解できるとは思えません
だから私が理解できないのも仕方のないことと言えます(笑)
ただそういう観念的なことも知っておけば
実際にやってるときにひょっとしたら同じ種類の経験をするかもしれませんし
その時初めて書かれたことを理解できるかもしれないのです
難しい本を読んでみてとりあえずわかったような顔をしてやってても
そうそう結果がでるとは思えません
少なくとも私の施術は私が感じることの限度においてなされるべきです
その方が術者もクライアントも双方納得できる結果が得られるだろうと思います
とりあえず読むたびにいくつもひらめきがあるということは
最初わからなかったことがなんとなくわかってきたという証拠かもしれません
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