横隔膜までが胸郭
月曜から続き物みたいになってますので
下部胸郭のお話もついでにしておきましょう
肩こりになる場合の多くは胸郭全体がこってしまうというお話でしたが
一番下は胸椎の12番から12番目の肋骨となります
ちょうど鳩尾のあたりになりますが
胸郭の一番下にある筋肉といえば横隔膜
名前が「膜」なもんで筋肉だと知らない人が多いのですが
焼肉でいうところの「ハラミ」ですかられっきとした筋肉
解剖学上も胸と腹を分ける重要な筋肉なんです
この筋肉が収縮することで息を吸うことができますが
横隔膜は人の身体の「厚み」をキープする筋肉としての役割も担います
猫背になり胸郭全体が小さくなれば
そのアンバランスは当然横隔膜にもおよび
横隔膜までもが緊張してしまうことがあります
この仕事をやってわかったことは横隔膜って影響を受けやすい筋肉
ちょっとした精神的ストレスや消化器系の不調
あるいは腰痛とも関連するほど付き合いのいい筋肉でもあります
この横隔膜の緊張したままで胸郭全体の緊張をとることはあり得ません
話が3日間にわたって続きましたが
肩こりひとつ解消するのにも
最低限横隔膜くらいまでは弛緩しないといけないわけです
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