充分に温まっていない身体
本来ならぎっくり腰で来られる方が増加するのは10月から
しかし今年は気温が低くこの時期からそういう方が多くなっています
この間まで夏だったわけですから
身体の中身はまだまだ夏仕様
涼しくなって喜んでいるのとは裏腹に
体温調節が上手くいかず冷えてしまっている個所もあるようです
本当なら全身の体温が一定になるように血液の流れが働いているわけですが
一部分血管が収縮し流れが悪い部分があるとどうしても
そこの部位だけ体温は冷えてしまいます
だるさなどで認識できる場合もありますが
多くの人は冷えていることにさえ気づかず
それが原因で痛みなどの症状が出て初めて異変に気付きます
まあ、それでも冷えが原因だということがわからないままの人も少なくありません
それでも朝起きてから活動が活発になるに従い
全身に血液が充分周り何事もなかったかのように
フツウの状態に戻る人がほとんどなんでしょう
ところが中にお昼を過ぎてもある一定個所だけ冷えたままだと
運動が充分できないレベルなのにもかかわらず
わからないまま動いて妙な筋拘縮になるケースを何度かみました
痛くもないだるくもない
だからいつも通り動いたのに
しばらくしたら痛みが発生した
本人はわかがわからないでしょう
スポーツなどをする場合
充分にウォーミングアップをしなければ
ここから先の季節は危ないです
ちなみに先日ご紹介した月刊トレーニングジャーナルの記事に
心拍数でウォーミングアップの度合いを測定するという記事がありましたが
そちらにはウォーミングアップで80%の心拍数までいったん上げておくのがいいんだとか
「220-年齢=最大心拍数」が目安だそうです
この計算式でいうと私の場合133まで心拍数を上げておくと
理想的な筋出力が得られることになります
身体が暑いから筋肉は動くだろうと思って運動しても
マックスの筋出力は得られません
無理してそのパフォーマンスをすれば
筋肉に無理がかかりケガにつながります
先週からそういうパターンを何度か見ました
スポーツの秋
気持ちよく運動できる季節です
でも知らないうちに想像以上に筋肉は冷えてしまい
そのままの状態でトップスピードに持ってくると
とても危険だということです
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