勢い
昨日も阪神タイガースは負けたみたいですね
9月が勝負どころ
監督もそういってましたが
去年同様9月に失速してズルズル
一方8月にバタバタしていた巨人は体勢を立て直し
順調に勝ち続けているようです
まあ、今さらどうこういうことありませんが
私がタイガースを応援するようになったころは巨人のV9の真っさ中
ちょうど今と同様8月まではいいところにつけて最後に失速するのがお決まりでしたから
慣れっこになっています
まるで水戸黄門を見ているようで
8時45分ごろになったら印籠を出して事件解決
予定調和のごとくタイガースも優勝できないわけです
かつてのように優勝したら給料上げないといけないので
本社の方からワザと負けてくれと指示がでた昭和48年とは違います
単純に勝ち方を知らないだけなんだと思います
スポーツだけではなく実力は互角でもいつも勝つ者もいれば
逆にいいところで実力が出せず必ず負ける者もいます
何が違うかといえば勢いの差
絶対に勝つつもりで負けることがイメージできないところまでメンタルを鍛えた者と
負けたらどうしようと心の奥底に弱気がかすめる人間のメンタルの差かもしれません
まあ、ボヤくのはこれくらいにしておきますが
勢いが勝負を決するのは身体も同じこと
仮に同じ程度の症状で同じ施術をしても
上手く治る人といくらやっても上手くいかない人がいます
本人さんにとっては私が上手いか下手かという評価になるだろうと思うのですが
同じことをしているのに結果がまったく違ってくるのは
その人の身体に勢いがあるかないかの問題だと考えています
手技療法では手術とは異なり器質的な変化をもたらすことができません
我々のできることは機能回復のお手伝いだけです
あの手この手を使ってその人が持っている自然治癒力を活かすこと
それが施術の本質的なこととなります
ただ何らかの原因でその人の自然治癒力が抑えつけられ
充分働くことができない人に対して
施術による刺激で自然治癒力を元通りにすることが最大の目標となります
ところが人の身体も千差万別
同じことをやっても勢いのある人だとすぐにでも自然治癒力が蘇ってくれますが
勢いのない人は何度やっても上手くいかないものです
ただ人の身体ってずっと勢いがない状態であり続けることも少なく
何かの拍子に勢いが戻ったりすることもあります
バイオリズムかなって思うんですが
長い期間施術していて突如調子が上がる人も結構いるもんです
そして勢いがつきだせばトントン拍子によくなるものです
我々の立場からするとそういう要素に翻弄されるのは辛いものですが
そういうリズムを見極めそれぞれのタイミングで有効な施術内容を選択するという
これまた難しい判断も要求されます
それを間違えると勢いさえも引き出せなくなりますからね
逆に読みが上手く当たって的確に勢いを引き出せたら
その日は自己満足に浸れるってもんです
まあ、ちょっと優秀なコンダクターの気分が味わえます
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