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2014/08/31

Duets II

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Duets II トニー・ベネット

トニー・ベネットといえば1950年代から活躍した歌手
失礼極まりないお話ですがご存命とは思いませんでした
それもそのはず御年88歳なんですからね
しかも驚くべきはまだ現役バリバリだったんですね

このアルバムは85歳の時にリリース
「デュエット」ですからお相手がいるのですが
それが超一流アーティストばかりずらりと並んだ豪華版

いきなりレディ・ガガとのデュエット
レディ・ガガが見事ジャズボーカリストに変身
言われなければ彼女だとはわからない歌いっぷり
これがまた堂にいったもの
あらためてレディ・ガガの実力のほどを思い知らされました

このような組み合わせは日本で例えるならば
石原裕次郎ときゃりーぱみゅぱみゅがデュエットするような感じかもしれません

マライア・キャリー、故エイミー・ワインハウスら
孫のようなボーカリストを相手に圧倒的な歌唱力をご披露
力感でいえば圧倒的にトニー・ベネットの方が優勢
老いて益々盛んとはこの人のこと

単にジャズファンだけでなく幅広い要素で楽しめるアルバムです


おじいちゃん嬉しそうです

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2014/08/30

ナポリタンスパゲティ

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私が子供のころスパゲティといえばこれしかなくて
小学校高学年のときミートスパゲティなるものが出現し
私の心に大きな革命を起こしたのが5年生のとき
以来ナポリタンといえばひと昔前の食べ物というイメージが私のなかで出来上がりました

バブル時代はイタメシなるものが大流行し
同時にパスタもトレンディな食べ物として扱われるようになりました
いろんなパスタの食べ方も知った今
再びナポリタンが食べたくなりました
「食の回帰」とでも申しましょうか
どんな目新しいものでも慣れれば同じようなもので
いわれのない差別を受けていたナポリタンに対する評価も
私の中で相対的に上がっていたようです

ベーコン・玉ねぎ・エリンギ・ピーマン・トマトを炒めます
ニンニクのたまり漬けのスライスとコンソメ・塩コショーで味付けします

茹であがったパスタと茹で汁を少し入れ
ケチャップ・ウスターソースで絡めて
最後にバターを入れて香りをつけます
食べる前に粉チーズをたっぷりかけて出来上がり

ナポリにはこんなレシピは存在せず
横浜生まれの日本食パスタです

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2014/08/29

煮干し

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こんな差し入れをいただきました
イリコの煮干しです
愛媛産だそうですが
これってそのまま食べてもけっこう美味しいんです

前にもいただいたんですが
食べだしたらやめられず
三分の一ほどそのまま食べてしまいました

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2014/08/28

秋の気配

今、大阪では雨が降っています
4時ごろには肌寒く感じたので窓を全部閉めました
天気予報では今日は30度を割り込むんだとか
明日の最低気温も20度というから短パンとTシャツでは寒いかもしれません
昨日と同じだろうって思っていると風邪を引いてしまいそう

暦の上ではとっくに秋なんですが
ここへきて肌で感じられるようになりました
コオロギが高らかに鳴くようになり
いつしかセミの声も聞かなくなりました
青空に浮かぶはいわし雲

8月なんでピンとこないんですが
少し早く秋が来たようです
忙しくなりそうな予感

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2014/08/27

関節可動域

ヨガを習いに行き出して今日でちょうどまる4年
その前からヨガに興味を持ちだしているので
自分ひとりでも同じくらいの年数をやってます

最初に興味を持ちだしたのが
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの本を読んだとき
参考文献として紹介されていたのがヨガの本
クラニオワークとヨガにどういう結び付きがあるのか知りたくてその本を購入
けっこう哲学的で面白い本でもあったので
益々興味を持ち実際に習うことになりました

多くの人はヨガがアクロバットのようなややこしいポーズをするものだと思っているでしょうが必ずしもそうではありません
呼吸法があったり坐禅のような坐方があったりするんです
とはいえアーサナと呼ばれるポーズをするとき
柔軟性があるにこしたことはありません

学生時代は前屈をしたらつま先から20cmほど下に
手を下げることができた私も寄る年波には勝てません
腰痛で悩まされた30代後半は膝のちょっと下あたりまでしか手がいかず
身体の硬いただの中年になっていることを知りました

いわばこれが原因で激しい腰痛に悩まされたわけですが
ヨガをやるようになって多少柔らかさを取り戻し
ようやく指先が床につくようになりました
もちろん学生時代のように頭が膝につくまでには
あと10年くらいは必要かもしれません

それ以外の関節可動域がそこそこ広くなったにもかかわらず
前屈・開脚がパーフェクトにほど遠いということは
かつての腰痛の病態のひどさをあらためて思い知るのです

私の通う教室にはたまに小学生の女の子がおばあちゃんに連れられてきます
彼女の動きを観察しているととても柔らかく
こんな関節がここまで動くのかと感心することもしばしば
きっと私の学生時代もそれに近かったのかもしれません

結局数十年かけて使わないまま関節可動域は減少します
ここで問題なのはちょっとくらい関節可動域が減ったからといって
痛みが伴わないことなのかもしれません
「痛くない」という事実は「無事」であると認識され
何十年もかけて動かない部分が次第に増え
中高年になってからひどい目にあうことが多いのです
それまでは身体が硬いことに問題意識がまったくないわけですから
ある意味たちが悪いのかもしれません

ところがいったん痛みが出だすと数十年のツケをいっきに払わされ
長期間痛みに耐えなければなりません
それでも私のように運よく改善できればいいのですが
痛みと一生お付き合いをする人も少なくないから怖い話です
痛むまでは他人事みたいなものですからね

小学生の彼女と私とでは柔軟性が違うのは当然かもしれませんが
それぞれの部位における可動域の差は
すなわち私の将来のリスクといっても過言ではありません
毎日毎日痛みに苦しむ人を見ている私は
痛みに対する恐怖心と問題意識は人一倍あるつもりです

なんとか還暦になるまでには小学生なみの柔軟性を取り戻したいと思います

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2014/08/26

ポット

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長年使ってきたポットもお役御免
新しいのを買いました
ただ同じ型式ので容量が大きいのにしました
4リットルのでしたら麦茶を大量に作るとき便利

前に使ってたのもパッキンを替えたら
まだまだ使えることを知ったのは説明書を読んだ後
複雑な気持ちではありますが
まあ、これはこれで職場用として活躍していただくことにします

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2014/08/25

全部骨盤のせいにしないで

先日「太っているのは骨盤が歪んでいるから」という内容のサイトを見ました
わりと世間ではこういう言い方をする人がいるようです

10年くらい前に若い女性が骨盤が歪んでいるので治して欲しいと言ってこられました
具体的にこれといった痛みは症状はまったくないそうですが
友達から骨盤が歪んでいると太るといわれ
自分が太っているのは骨盤の歪みのせいだと信じ込んでこられました

こんな説は巷にあふれていますが
太る原因って骨盤以外にたくさんあるはずです
まあ、フツウなら食べる量と運動量のバランスの悪さを思いつくはずなんですが
そういう自分には都合の悪いことには目を向けず
安易に骨盤のズレのせいにして
それさえ治せば痩せるんじゃないかと考えるのは
あまりにムシのいいお話ではないでしょうか?

彼女にはそれを1時間ほどかけて説明し
そんなことでへんなダイエット方法に騙されないよう注意して
お引き取り願いました
私だってそんな怪しげなダイエットの片棒を担ぐのはごめんです

さて骨盤がズレるというのはどういう現象かということをご説明しますが
昔は骨盤(仙腸関節)は不動関節だと言われていましたが
最近では半関節としてわずかな可動性があるといわれるようになりました

ほとんどの関節はそれぞれ動ける範囲がありこれを関節可動域と呼びます
その正常に動く可動域の中心をニュートラル(中立位)といいますが
それらの骨に付着する筋肉の伸縮性が低下することにより
可動域が減少する場合がありますが
それにともないニュートラルの位置が本来の位置からズレるのです
こういう状態を骨盤がズレるとか背骨がズレると表現するのです

ここで勘違いしがちなのは骨がズレるということは
本来正常な可動域内にあって動ける範囲が減ったというにすぎません
ところが「骨がズレる」と聞けばあらぬ位置に骨が行ってしまってたいへんなことになっている
そんな印象を持つ人も少なくありません
それを利用して印象操作をし恐怖を与えて
自分の都合よく事を運ぼうとするお方がおられるのも事実です

激しい腰痛に悩む人のほとんどは骨盤も腰の骨もズレています
しかしそれらがズレているからといって必ずしも腰痛などの症状になるとは限らないのです
物事には何でも程度というものがあります
「ズレる」という言葉で表せば同じですが
その強さや状態の悪さは人それぞれ異なります
軽微なズレであれば朝起きぬけなんかたいていズレている人の方が多いんじゃないでしょうか?
寝ている間は昼間と違い血流量も少なく
冷えた状態ですから筋肉は多少収縮しているはず
それが原因で骨盤がズレても何の不思議もありません
起きて動いているうちに身体が温まり筋肉も弛緩し
いつの間にか骨盤も元の可動域を取り戻しているものです

骨盤がズレているのが決していいわけではありませんが
針小棒大な説明で何にもない人まで重症者扱いをすることに納得がいかないだけなんです
言ってる人が勉強不足なのか商業主義でいっているのかはわかりませんが
具体的な説明もなく、抽象論だけで片付けるパターンが目立ちます

軽い骨盤のズレ程度でしたら朝の散歩やラジオ体操でも充分元に戻りますし
そもそも身体に大きな変化を与えることもないと思います
もちろん重篤な場合もありますので油断は禁物ですが
なんでもかんでも骨盤に責任を負わせるのは気の毒ではないでしょうか?


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2014/08/24

三大ピアノソナタ

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ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ ルドルフ・ゼルキン

ピアノソナタ第8番「悲愴」
ピアノソナタ第14番「月光」
ピアノソナタ第23番「熱情」
これらをベートーヴェンの三大ピアノソナタというそうですが
実際に聴いたことがあるののは「月光」のみ
知り合いのピアニストから「熱情」を練習しているという話を聞き
三大ピアノソナタの存在を知った次第です

一通り全部聴いてみたくなってCDを探したらあるはあるは…
どれがいいかまったくわからないので
とりあえずアマゾンのレビューを見て
評判が良くて安価だったのがこのCD

仮に全部聴き比べても
その違いがわかるかどうか怪しい私の耳
こういうときにレビューは参考になるわけです

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2014/08/23

夏休みも終わり

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昨日はこの二人がやってきました

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柚佳ちゃんと佳寛くんです
お盆は福井のおじいちゃんおばあちゃんのところに行ってきたそうです
あいにくの雨で海で泳ぐことができなかったとか

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でもご馳走を食べたので嬉しかったんですって
何を食べたのか聞いたらポテトフライ
福井の名物というわけではなくて
ポテトフライが好きなんだそうです
ちなみに新鮮なお刺身とかは食べられないらしいです
もったいないですね 福井まで行って…

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あと一週間ほどで夏休みもおしまい
それぞれ学校と幼稚園に戻ります
お友達と夏休みの思い出話をいっぱいするのかな?

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2014/08/22

鶏とゴボウの炒め煮

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たまにゴボウが食べたくなる時があります
独特のクセというか苦みのある味がいいんですよね
苦みはミネラルが豊富であることを意味するだとか
実際にカリウム・カルシウム・マグネシウムなどが含まれているそうです
身体がゴボウを欲するときはひょっとしたらミネラル不足なのかもしれません

ゴボウとニンジンとコンニャクを下茹でておきます
鶏もも肉をごま油で炒めて
下茹でした食材を入れ
醤油・砂糖・みりん・酒で煮込みます
化学調味料も入れました
クセのある食材の場合これで味が落ち着きます

けっこう酒をたくさん入れましたが
水気がほとんどなくなるころ
味が染み込んでいました

暑い時期ですがこういう煮物って
抵抗なく食べられるんですよね
きっと汗をかいた身体がミネラルを欲しているのでしょう

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2014/08/21

骨盤底筋

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(女性)
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(男性) (動きの解剖学Ⅰより)

先日施術中に骨盤底筋の話題がでました
今回は尾骨の痛みだったんですが
一般的に骨盤底筋が弱ってくると尿漏れしやすくなるといわれています
骨盤底筋は深会陰横筋、尿道括約筋、肛門挙筋、尾骨筋で構成されます

股のところの筋肉なんて普段意識する部位ではありませんが
それでもやっぱり動かさなければ弱ります
最近では尿漏れなどの問題だけではなく
ボーカリストの呼吸法でもこれらの筋肉を使った呼吸法が注目されています
管楽器の奏者も同じだそうです

ケーゲル・エクササイズと呼ばれる運動などが有名ですが
Youtubeでわかりやすい動画がアップされていましたので
ご紹介しておきます

普段あまり気がつかないところの筋肉ですが
たまには意識を向けてみるのも悪くはありません

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2014/08/20

数え方

コラム「身体言葉に学ぶ知恵」を書いているときに
一番苦労するのは言葉の使い方
大勢の方にお読みいただき
もし間違った言葉使いをしたら…
そんな緊張感を常にあります
自分自身が恥ずかしいということもありますが
出版社の恥ともいえるわけですから
ひとつの表現に対しいくつかの言葉使いがあるならば
どれが一番適切で理解しやすいか
それを第一に考えて何度も見直しをしています

言葉というものは複数の表現があり
どれを選択するかでその人の人格や知性あるいは感性までも出るもの
ましてや誤った言葉使いをしようものならば
世間様に無知を発表するようなものです

それと同時に言葉というものは常に変化するもの
「正しい言葉使い」というものはありますが
100年前の言葉使いが今の言葉使いと同じということはありません
正しい言葉使いだと信じていたとしても
それが時代遅れの常識となることもあるわけですから
そのあたりも敏感に察知し斟酌する必要があるのです

突然こんなことを言い出したのも
どうしても気になる言葉使いがあるからです
スーパーやコンビニでお弁当類を買ったら
「お箸をお付けしときましょうか?」と尋ねられるのですが
「1本でいいですか?」なんて言われるとガクッとくるんです
お箸は「1本」じゃなくて「1膳」
箸は2本そろって1膳、1本じゃ食べられません
この間違いってすごく多いと思いません?

ウサギは「1羽」、タンスは「1さお」、刀は「ひと振り」
そんな日常使わないものはともかくとして
毎日3度くらいは使うであろう箸を1本といわれるのはいかがなものでしょう
あと100年たって「1膳」って言ってる可能性は少なそうです

上手く時代を見極めないと…

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2014/08/19

漏れる

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蛇口のパッキンです
最近洗面所の蛇口からポタポタとしずくが落ちます
もう何年も替えた覚えがないわけですから
寿命がきたようです

なかなか時間がとれなくて
ようやくホームセンターで買ってきて取り換えました
それでもまだ水がポタポタ
苦肉の策でパッキンの軸に輪ゴムを巻いて
差し込むとなんとか水が止まりました
輪ゴムの耐久性を考えると
先行きの不安が残ります

どうもこの手の作業は経験不足と知識のなさ
あるいは不器用なのか
中途半端に失敗するケースが多いようです

先日の台風で横殴りの雨が降ったとき
窓枠を伝って雨漏りがしました
実は去年の9月に雨漏りの補修作業をしたのですが
あまり効果はなかったようです

それでも懲りずにホームセンターに行ったついでに
こんなのを買ってきました

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これは後日補修作業にかかりますが
今度は何とか上手くいってくれ!
そう願うばかりです

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2014/08/18

断捨離

14年近く今の職場で過ごしていると何かと物が増えます
開業当初は「アレもない、コレもない」とよくお店に走ったものですが
必要なものはたいてい揃っています
逆に気がつけば使わない物がたまりすぎて
収納スペースがなくなりつつあります
本とCDがすごいペースで増え続けていますが
それらはコレクションみたいなものと半ばあきらめております

以前よく使ってたけどだんだん使わない物
買うと高価なのでとりあえず置いておこう
そんなものがずいぶん増えてきました

4年前の「断捨離」という言葉は流行しました
聞けばこの言葉も登録商標になったんだとか
近頃はなんでも登録されるようです
余談ですが「腰痛館」というネーミングも昔はなかったんですが
今「腰痛館」と検索したらあるはあるは…
登録しとけばよかったかもしれません

一度に物を捨てるのは
気の小さい私にはなかなかできませんが
意識的にあまり使わないものから廃棄処分するようにしています
とりあえず迷ったら捨てるという基準だけは
しっかり持っておこうと思うのです

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2014/08/17

LADIES & GENTLEMAN

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LADIES & GENTLEMAN : THE BEST OF GEORGE MICHAEL

あのころは洋楽なんて聞かなかったのですが
それでもワム!くらいは知っていました
1980年代に彗星のごとく現れ後半にはあっけなく解散しましたっけ
以来ソロで活躍しているジョージ・マイケル
確か私より少し下の年代だったので今ではいいお年ですよね

小気味のいい音楽は今の時代でも古臭さはありません
私生活でもなにかと物議をかもした彼ですが
アゲアゲな曲がたっぷり28曲の二枚組
エルトン・ジョンなど参加アーティストも豪華

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2014/08/16

キュウリとアラメの白和え

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今年ほどたくさんのキュウリをいただいた年はありません
毎日のようにキュウリを食べるわけなんですが
それだけにワンパターンに陥るとつらいものがあります
毎日ネットでレシピを調べているうちにこれに出会いました

キュウリはスライスして塩でもみしばらく置き
絞って水気をとります

レシピではワカメだったんですが
アラメが残ってたので水で戻し使ってみました

木綿豆腐もよく水を切り潰して混ぜ合わせます
味付けはマヨネーズと3倍濃縮の麺つゆ
そしてすりゴマをたっぷりとふります

キュウリと白和えというのが私の頭の中になかったんですが
この新鮮な食感は捨てがたいものがあります
たまたま片隅で見つけたアラメがワカメと違い存在感抜群
きっとまた作ることになりそうです

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2014/08/15

自閉っ子の心身をラクにしよう!

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自閉っ子の心身をラクにしよう! 栗本啓司

いつもお世話になっている栗本啓司さんが
本を出されたと聞いて興味を持ちました

とはいえ私自身、自閉症というのは耳にしたことはあっても
詳しいこともわからず読み始めました
一応ネットで簡単な下調べはしたものの
付け焼刃の知識でどこまで本の内容を理解できるか不安がありました

ところが読み始めてみると不思議にわかるんです
まあ、わかったような気になっているだけかもしれませんが…

対話形式で進む話の展開は本を読んでいる雰囲気がありません
むしろ会話の中に自然に入ってしまっています
それでいて門外漢の私でも理解できてしまうのは
普段から栗本さんが子供たちにそういう接し方をしているからではないでしょうか
言葉の選びようがとてもわかりやすいのがその理由
いかに相手にわかりやすい表現をするのに
苦心なさっておられるかが伝わってくるようです
難しい専門用語を並べてお利口なところを見せたがる本もなかにはありますが
あくまでもお子さんの目線に立った会話というのがこの本の真骨頂ではないでしょうか?
会話形式の利点が上手く出ていると思います

しかし内容の方は優しいもの言いなんですが
どうしてどうして、深い知識に基づいたものばかり
野口整体の体癖の話がさらっと出てたり
エクササイズでも私がヨガでテーマを持ってやっているものもあります

本を読んでとりあえずやってみて
すぐに効果が現れるという次元の内容では決してないはずです
むしろ現場では小さな一つ一つの積み重ねで
少しでも現状を変えようと
あるいは未来を変えようと
関わる人々が苦心されているのでしょう

そんな環境の中で地味な作業を続けるときの
道しるべになるべき本ではないかと感じました

この本は自閉症について書かれたものですが
ここで紹介されたボディワークについては
自閉症ではない人にも当てはまることが非常に多く
機会があれば多くの人にも体験していただきたいです
きっとご自分の知らない自分の身体の秘密が見えてくるかもしれません

それにしても精神科医では有名な神田橋條治先生の推薦とはスゴイなぁ

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2014/08/14

姿勢とバランスをめぐって

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月刊トレーニングジャーナル9月号

今月の特集は「姿勢とバランスをめぐって」

姿勢というのはそれぞれの動きに対して最適な状態であることが望ましいのですが
どこかの部位に問題があるときは理想的な姿勢がとれないもの
それを観察することで問題部位を見つけるというアプローチは興味深いです
具体的なお話になると私の仕事でも使えそうな情報です

この記事に「ダンサーは重心動揺が大きい」という解説もありますが
偏りのない身体の揺らぎは素早い動作が可能ということもなるほど納得
武道家の高岡英夫さんも似たようなことを提唱されていますが
「揺らぎ」と「脱力」は「呼吸」という要素も絡めて
理想的な動きに深くかかわるものだと思います
以前あるプロダンサーとお話しする機会があったんですが
「身体の軸を作らないようにしているんです」という言葉が印象的だったんですが
それがここに書かれていることだったのかもしれません

藤田のぞみ先生のエクササイズも
普段私がやっているヨガの動きと似ていて
興味深く実行させていただきました

それと大貫崇先生の紹介されたPRIというアプローチで横隔膜の話題があり
心臓や肝臓との兼ね合いで左右非対称であり
その動きも左右で異なるというくだりがありましたが意外な盲点に気付き
そこからさらに体幹の動きに関連性を持つというお話は
目からうろこでした


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連載コラム「身体言葉に学ぶ知恵」
今月のテーマは『足手まとい』

学生時代は颯爽と走っていた私も
ずいぶんなウェイトオーバーで足が前に出ません
どうやら加齢が足元に纏わりついているようです
若いころは流行りの背広も似合ってたんですけどね


月刊トレーニングジャーナル
今月号の裏表紙はコレ!

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2014/08/13

台風の前後は

今回の台風は四国をはじめ各地で大雨を降らせました
いつもならなぜか大阪はさほど影響を受けないのですが
台風11号だけはそんな大阪にも大量の雨を降らせました
金曜の夜から台風が近づくにつれて風雨に見舞われ
まさままさかの雨漏り

去年の9月に自分で補修作業をしたのですが
あまり上手く出来なかったようで
今回ばかりは久しぶりに漏れる雨水を受けるために
泊り込んでお相手をさせられました

台風というのはいわば低気圧の親玉みたいなもの
だから気圧の加減で体調を崩す人が少なくはなく
土曜日は雨の中朝から晩までフル回転
雨がひどかったからキャンセルもでるだろうと思いきや
逆にけっこう電話もかかってきました

台風は過ぎ去ったもののいったん出だした痛みは
台風とともに去ることはなく続くもの
結局今の時点でも台風の時に痛みだして
辛抱しきれず週明けからお越しになる方もおられます

こんなひどい雨の中にもかかわらず
来ずにはおられないのですからそれだけひどい症状だと言えます
直接台風の被害にあわれた方も全国で相当おられますが
こんなところにも台風の被害が及んでいるともいえるわけです
まったく自然の力がとてつもなく大きいことを思い知らされます

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2014/08/12

冷夏

台風も過ぎ去りようやく太陽の顔を拝むことができました
先週、今週と土日になると雨で
行楽地の方は頭を抱えてらっしゃるんじゃないでしょうか
夏休みの土日に集中して雨とは子供たちもガッカリでしょうね

去年の今頃は大変な厚さで豊中で39.8℃を記録したり
7日から23日までの17日間連続で猛暑日が続くなど
近年まれにみる暑さだったのを覚えておられるでしょうか?

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こちらは今年の8月のお天気なんですが
実は今月に入ってから一度も猛暑日がないんです
7月には5日間猛暑日があったんですが
8月が0とは珍しい現象です

最低気温もそうなんですが
例年だと毎日27~8度以上の最低気温が続くはずなんですが
熱帯夜に届かない日が4日もあるんです
もちろん台風の仕業なんですが
私が寝苦しいと感じた日はほんの数日しかなかったわけです

ここから先のお天気でも一週間は猛暑日に届きそうな日がないんです
お盆休みが終わると暑さも一段落
残暑はあるもののピークは終わります
お天気のことですから何が起きるかわかりませんが
いずれにしてもこのままだと久しぶりの冷夏ということになりそうです

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2014/08/11

お盆期間中の営業

一週間以上相次ぐ台風の影響を受けましたが
ようやく青空が見ることができそうです
台風に気をとられがちでしたが
世間ではもうすぐお盆休み

帰省される方や旅行に行かれる方も大勢おられるでしょう
それでも腰痛館はお盆期間中も休まず通常通り営業いたします

特に行くところもありませんし
毎年のことなんですがフツウに営業してます

今のところ予約状況も余裕がありますが
当日になって電話が殺到する日もありますので
お早い目にご連絡いただいた方が無難です

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2014/08/10

absolute ego

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absolute ego ACO

いまさら人の勧めにホイホイのるほどお人よしでもありませんが
いいと勧められてホイホイと買ってしまいました

全般的に覆う気だるい雰囲気がたまりません
鼻にかかるような甘ったるい歌声と
生々しさが漂う歌詞とが見事にマッチ独特の世界観を生みだします

女の性(さが)を表に出すところは
デビュー当時の椎名林檎を思い出しましたが
椎名林檎がエッジが鋭くパンチ力のある作品が多かったのに対し
ACOのそれはウェットでいて生ぬるささえ感じ
むしろ対照的な印象を受けました

梅雨時の鬱陶しいときに聴いてみたいアルバムです
心の中に生ぬるい雨が染み込んできそう

まごうことなき銘盤です

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2014/08/09

焼きナス

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夏らしい料理の一番手ではないでしょうか?
レシピというほどたいそうなものはありませんが
あら熱がとれるかどうかのタイミングで皮をむくのが大変だったりします
あとは焼く前に下から先のとがった箸で中央に穴をあけておくのも
熱が回りやすくなるポイント
それとお尻の方に十字の切れ込みを入れておくとむきやすいです

食べるときはショウガと麺つゆ
醤油よりもあっさりしているので
ナスの美味しさが醤油で消されません

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2014/08/08

稽古場風景

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少し不気味な光景ですが
ヒマな時には頭蓋骨の模型を使って練習をしています
けっこう新しい技も次々出てくるので
いつでも使えるように覚えておかなければなりません
1~2回練習してすぐに使えるというほど甘いものではありませんが
新しいものも知っておかないと時代に取り残されてしまいます

実際には10覚えたうちの1つでも使えればいい方で
ほとんど知っているだけで使わないもの
あるいはその存在すら忘れてしまうものも少なくはありません
それでも中には5年10年と使っているうちに
ユーティリティの高い技になるものがあるんですから
一見無駄な努力もやっておかないとその先がありませんからね

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2014/08/07

10周年

ものの見事に忘れてましたが
昨日、8月6日はこのブログを立ち上げた日
記念すべき10周年だったんです
それすらも忘れるって私にとってブログの更新が
歯磨き程度の日常になってしまったんでしょうね

アップした記事の数が10年で3713
ほぼ毎日更新してたことになります

なんとなく毎日やってたら
このブログからたくさんのご縁が広がり
多くのお友達もできました
毎日何かを書く習慣が
いつの間にか月刊トレーニングジャーナルでコラムを書き始め
それがいつの間にか単行本を出版するまでになりました
長く続けるということはスゴイことだと
10年という区切りの年で実感する次第です

ココログから与えられたディスクが2GB
ちょうど70%を超えたところですから
あと4年くらいはこのまま続けられそうです
そのときのことはそのとき考えることにします

これからも書き続けますのでよろしくお願い申し上げます

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2014/08/06

身体にきく

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   身体にきく 片山洋次郎

大正から昭和の中頃まで活躍された天才、野口晴哉先生
「整体」という言葉も野口先生が生み出したといわれています
今ではその言葉の意味は広く手技療法全般に使われるようになりました

野口整体はまったく学んではおりませんが
身体に対するお考えは私自身も崇拝しています
中でも「体癖」という身体の分類というか個性を類型化されましたが
これが実にユニークで興味深い発想なんです

古来からヒポクラテスの四体液説や
インドはアーユルベーダーでもトリ・ドーシャというのがあり
3つの体液のバランスで身体を見るという考えがありました
日本においても「体癖」が身体の性格から健康を考えるという方法論があったわけです

現代医学が病気を分析するところから発展していきましたが
古くは身体を分類する発想もあったわけです

私も興味をもって「体癖」を勉強しようとした時期もありましたが
どうも凡庸な私の頭では天才野口晴哉の発想は理解できませんでした
本書はその難しい「体癖」をわかりやすく説明した
いわば入門書という位置づけなんだろうと思います

いきなり登場したのが恋占いのようなテスト
まあ、わかりやすいということにかけては
これほど親切なものもないでしょうね

ちょっと体癖から話はそれますが
私個人も身体にはそれぞれ個性があり
歪んだ骨や骨盤をまっすぐにすれば何でも治るという
単純な発想はしておりません
身体がその個性を活かしつつ適正に機能することが重要で
その方法論として「脱力」というのをテーマとして
いろいろな発想を展開する次第です
そういう点で本書が体癖を活かしのびのびした状態を生み出し
共鳴するような整体術を掲げておられるのには共感します
よく耳にする「エネルギーの通りをよくする」という言葉も
抽象的でわかりにくいのですがこの本の解説では
自らの持つ内側に対する意識と解釈すれば
なんとなくわかるような気がします
大人になればなるほど外側の世界に意識が向き
自分の身体から発するサインを見落としがちですから
それにより本来持っているはずの自己調整能力を
抑制してしまうことも多いはずですから…

介護についてのお話もあり
私にも身につまされることがありました

わかりやすそうでわかりにくい本ではありますが
しっかり読み込めば見えてくるものも多い本だと思います

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2014/08/05

月刊スポーツメディスン163

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月刊スポーツメディスン163

今月の特集は「子供のスポーツ障害 大人の責任」
なかなか刺激的なタイトルですが
最近メジャーリーグで活躍していた田中将大投手が肘を痛め
メジャー全体で肘の手術をする選手が多いということもあり
その原因や肘の靱帯損傷を防ぐ方法について議論が交わされています
メジャーではトミー・ジョン手術が有名で
日本でもこの手術を受ける投手が多くなったそうですが
ある病院では圧倒的に小中学生が多いと聞き愕然としたものです

スポーツの本質は鍛錬を積むことで自分の限界を超えることにあると思います
ただし大人と違い成長過程の小中学生が身体が出来上がっておらず
また成長過程特有の問題点もあります
それゆえに兼ね合いの難しさは大人以上
高校野球ではプロの投手ができないことをさせるケースが目立ち
変えようとする動きはあるものの
それが現実のものとなるのはまだまだ先の話だろうと思います

特集記事では実際にメディカルチェックをしてみると
自己診断よりも要受診の子供たちが多かったわけですが
想像以上にスポーツ障害予備軍が多いことがわかりました

ケガを押してでも練習するよりも
未然にケガをしない方がいいに決まっています
なかなかそれに対し具体的な方策が見つからないというのが現状のようです

また投手・打撃に分けた「長期選手育成実験」という試みは
合理性のある育成方法で単にケガをしないだけでなく
その時期に応じた適切な練習をすることで
パフォーマンス向上という点でもメリットはありそうです
ただ現実の問題はそれぞれの環境の中で
成長よりも勝つということを優先してしまう点にあるのかもしれません

子供たちも大変だとは思いますが
自分の身体は自分で守らないといけないという意識も必要かもしれません
これからの時代子供たちがセルフメンテナンスを覚え
自分のコンディションを整えるという試みあるようです
現場では指導者がそこまでやれる時間もなさそうですから
子供といえども自己管理をしないといけないかもしれません

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2014/08/04

外腹斜筋と内腹斜筋

阪神大和、左腹斜筋の肉離れで登録抹消

阪神大和外野手(26)が26日、出場選手登録を抹消された。

 前日25日の広島戦(マツダスタジアム)を欠場。一夜明けて和田監督は、25日の試合前のシートノックで左脇腹を肉離れしたと明かして「左の腹斜筋。時間がかかりそうや」と長期離脱は避けられない状況となった。

去年も夏場に骨折してそこからチームが負けだした記憶があります
疲労がピークに達したんでしょうね
腹斜筋を痛める選手は少なくはありません
でもあまり耳慣れない筋肉だけにピンとこない方も多いでしょうね

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(画像:動きの解剖学)

左が内腹斜筋で右が外腹斜筋です
「腹斜筋」とひとまとめに報道されていますが
肋骨から骨盤などに付着するこれらの筋肉は
斜めの走行で体幹を回旋させたり屈曲・側屈するのが主な動きです
細かい説明は割愛いたしますが
体幹の動きに大きくかかわっている筋肉であることは確かです

スィングで身体が捻じれるとき
外野フライを捕るとき大きく手を伸ばしたりするときにもストレッチがかかります
むかしストライクゾーンが変わり高めをとるようになったときも
スィングゾーンが変わりこの筋肉に負担がかかり
肉離れをしてしまう選手が増えたこともありました

体幹の動きに大きくかかわるだけではありません
腹斜筋や腹横筋などは収縮することで腹圧を上げ
体幹自体の安定性にも大きくかかわります

これらの筋肉が疲弊し腹圧が上がらないと
体幹も不安定になり身体の軸が崩れるばかりか
その不安定さは背骨に負担をかけ腰痛を引き起こす原因ともなります

昨今、体幹トレーニングが盛んになってきましたが
もちろんその中に内腹斜筋や外腹斜筋のトレーニングなんかも含まれています
昔はあまり注目されていなかった筋肉ですが
重要性がわかってきた筋肉のひとつです

大和選手の復帰が長引きそうなのは
単純に挫傷部位が元に戻っても
機能が一定の水準に達するまでの時間も必要だからです


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2014/08/03

青梗菜とくずきりのエスニック炒め

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久々にナンプラーを買いました
普通の野菜炒めも飽きたので雰囲気を変えましょう

ジャガイモを長細く切ったのとニンジンの薄切りを電子レンジで加熱
くずきりも茹でておきます
豚肉は塩コショーして片栗粉をまぶします

豚肉・玉ねぎ・ジャガイモ・ニンジン・青梗菜(白い部分)・くずきり・モヤシ・青梗菜(青い部分)の順で炒めます
ニンニクのたまり漬けもスライスしていれます
ナンプラー・ウェイパー・オイスターソースで味付け

味を見ながら少しずつ足していったので
味加減はよかったです

たまたま残っていたくずきりがいい味でした

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2014/08/02

ああ夏休み

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夏休みになるとこの二人がやってきました
春休み以来の柚佳ちゃんと佳寛くん

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さすがにまっくろに焼けて元気いっぱい

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おねえちゃんも9歳
この間だっこしながら施術してたはずなんですが…
知らん間に私も年をとってたみたいです(汗)

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ヨッシーも来年は小学生というから驚きです

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夏休みはいつも通り福井のおばあちゃんのところへ行くんですって

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2014/08/01

8月

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今日から8月になります
カレンダーをめくってみたらこんな写真がありました
サンゴに群がる海水魚
とても華やかなシーンです

この仕事をするまで10年くらい海水魚も飼ってて
生きたサンゴなんかも飼育してました
サンゴの餌やりなんて面白かったですよ
冷凍のブラインシュリンプを戻して
注射器みたいなのでサンゴに向かって噴射してやると
触手がひらいて餌を捕食します
中にはバブルサンゴという種類なんかはアサリの身をぺロりと食べます

こういう写真を見ていると懐かしくなります
お金もヒマもないとマメに世話ができないので
今はまずムリですが
またこんなことをやってみたいです

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