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2014/07/17

「ニセ医学」に騙されないために

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「ニセ医学」に騙されないために NATROM

我々のような民間療法も含め
「病気を治す」「健康を維持する」ための方法論は星の数ほどあります
しかしそれらに触れる度納得できないものも多く
商業主義に走るものさえ多数存在します
たまに本を読んでいてもツッコミどころが多すぎて
あきれて本を読むのをやめたこともありました

しかし情報が少ない人にとっては甘言さえも救いの光に見えることもあるでしょう
「溺れる者は藁をもつかむ」
実際に藁をつかんでも救われるとは限りません

世間ではそういったものに対する反論というのは意外に少ないように思えます
「金持ちケンカせず」といいますが
医師がそういうものに関わること自体面倒なのかもしれませんが
けっこう野放し状態みたいになっています

だから医師のツッコミというのはとても面白く読めました
さすがに納得できる記述が多く
私自身も誤認していた事実がいくつもありました

医師のなす西洋医学や今の医療体制にも問題があります
その問題点を的確に指摘しつつ
「ニセ医学」の問題点も指摘するのはフェアな印象を受けました
中には常識化しつつある問題点に医学的見地で切り込むのは読みごたえがあります

とはいうものの率直に言って期待外れの項目もあります
「科学的根拠がない」という一言でかたずけられ
納得できうる論拠足りえない記述もありました
こういうのがキライであるというのは文章からにじみ出ていますが
もう少し冷静にレベルの高いお話を期待したいところです

まあその辺は人間のことですから
感情に走るもの仕方のないことだと思います

大切なのはここに書かれていることが
正しいとか間違っているとかではなく
著者のいうところの「ニセ医学」が発信する情報を
衡平に判断するための材料となってくれることです

医療は宗教とは違い「信じる」とか「信じない」とかではなく
真実を追求するための学問だと思います
昨日まで常識だったことが
一つの発見により否定されることさえあり
それは真実に近づいたという点からむしろ歓迎すべきことじゃないでしょうか

そのためには反対・賛成両方の意見が交わされ
健全なる議論がなされることが肝要だと思うのです

私がやっているオステオパシーにも
疑問に思う点は山ほどあります
自分がやっているから正しいんだという発想は
それ自体思考停止みたいなもの
ある程度自らをも疑ってかかるくらいの冷静さは持ちたいものです

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