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2014/06/30

真夏とクーラーと水分補給

ただいま梅雨の真っただ中
それでも晴れた日の暑さは次第に真夏のそれに近づいてきました
室温が30℃を超えたらクーラーをつける
腰痛館のローカルルールでそうなっていますので
昼間にクーラーをつける機会も増えてきました

私個人としてはあまりクーラーに頼りたくないのは
子供のころからクーラーをかけるとお腹を壊してしまうからです
冷やしすぎないように気をつけていても
それでも自然の風とは違うようで
足元から冷えてしまい時間がたつとお腹を壊します

クーラーに弱い体質がネックになるのは
暑さゆえに水分補給をするということにも大きくかかわってきます
暑いと否応なしに水分を多くとるのですが
うっかり下痢気味になると厄介です
その状態が長く続くと軽い脱水状態に陥ります
当然のどが渇くのでまた水分をとる
でも腸が水分を吸収してくれないので
お腹の中で水がたまりまた下痢をする
そんな悪循環に陥るとたいへんです

飲めば飲むほど脱水症状がひどくなりお腹も冷える
私にとってここから先の季節ではこの事態だけはなんとしても避けなければなりません

一回にとる水分はコップ三分の一程度にして
できるだけ腸の負担を減らすこと
聞くところによると一定時間で腸が吸収できる水分量は200mlまでなんだとか
コップ一杯が限界ということ
それが調子のいいときの限界なんだから
腸の動きが鈍い時はもっと少なめになるというわけです
だから一口ずつ小分けにして飲むのがよさそうです

冷たい飲み物を喉を鳴らして飲むのは
ある意味夏の醍醐味かもしれません
しかしそれが毎日となると腸の負担になることも何回かはあるはず

ここから先は熱中症にも気をつけないといけませんし
腸を冷やすことも避けなければなりませんし
両にらみで上手く乗り切るしかありません

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2014/06/29

Stream

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Stream John Billing

先週ご紹介した「Serendipity」はソプラノライアーのアルバムでしたが
こちらはアルトライアーでの演奏
音が低い分深い音色が特徴的

全17曲中8曲がアルトライアーの練習曲
もちろんすべてジョン・ビリング氏の作品

優しく包み込む暖かい風を思わすような演奏は癒されます

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2014/06/28

ジャーマンポテト(アンチョビ味)

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毎年この時期になるとたくさんジャガイモをもらいます
いろんなレシピを考えるわけですが
けっこうお気に入りなのがジャーマンポテト
去年くらいからアンチョビをいれるのが定番となりました

ジャガイモは皮つきのまま5mm程度にスライスして電子レンジで加熱
ベーコンをフライパンで炒めジャガイモを入れます
塩と黒コショーを入れ少し焦げ目がつくまで炒めます
最後にアンチョビを入れ混ぜ合わせます

これがビールに合うんですよ

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2014/06/27

収穫時期

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買ってきた三つ葉の下の部分を植えたのが育ってきました
買うと量が多すぎるのでこれだと欲しい分だけ使えます

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これに気を良くして二匹目のドジョウを狙ったのがセリ
これもトッピングで少し使うだけ
こちらはビンに入れ水耕栽培
毎日水をやらないで済むのがメリット

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5月に植えたパセリも少しずつ使えるようになりました
まだまだ小さいのですがまびきがてらに使っています

このほかにも大葉とネギがあります

母親がベランダで育てた花も主を失って
ほとんどが枯れてしまったのですが
薬味に使えるものだけでも育てておけば便利です

梅雨になり雨が降り出し気温が上がると
一気に成長してきました

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2014/06/26

メンテナンス

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この自転車に乗り出して何年になるのでしょう?
たぶん5年以上は乗ってるはずなんですが
そろそろあちらこちらにガタがきてます
先週の水曜日走行中にサドルが外れ
だましだまし乗ってたんですが
何度も外れるので自転車屋で見てもらうと
軸が折れているとのこと

それでサドルを替えてもらったんですが
私が選んだサドルは破れやすいから
こっちの方がいいですよと自転車屋さん
しかもそちらの方が500円安いのですから良心的ですよね

きちっとサドルの角度まで確認してくれたので
後々安心して乗れます

ついでに前から気になっていた前輪ブレーキも調節してもらいました
しかもその工賃もまけてもらってすごくうれしかったです

移動といえばこの自転車がメイン
この自転車にはもうひと頑張りしてもらわんとあきません

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2014/06/25

カウントダウン

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身体言葉(からだことば)に学ぶ知恵 1

宣伝です

月刊トレーニングジャーナルに連載中のコラム
「身体言葉に学ぶ知恵」が単行本となることは何度も申し上げてきましたが
ようやく発売のスケジュールも決まったようです

6月30日(月)に発売予定ですが
場合によっては少し遅れるかもしれないということ
とりあえずはそういう日程になりました

ブックハウスHDのHPに本の詳細がありますので
こちらをご覧くださいませ
なお今のところ店頭販売の予定はなく
ブックハウスHDのHPかアマゾン・紀伊国屋さんからのネット販売となっております

身体の部位を使った言葉を題材に
私なりの解釈でつづったコラムになります
スポーツ関係者の方だけではなく
一般の方にも楽しくお読みいただける内容となっています

どうぞよろしくお願いします

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2014/06/24

オステオパシーの内臓マニュピレーション

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オステオパシーの内臓マニュピレーション

内臓マニュピレーションは師匠のところで勉強したきりで
その後あまり深く勉強していませんでした
書籍自体も以前は国家資格を持つ人にしか売られてなくて
人に頼めば入手できたのですがそこまでして欲しいとも思わなかったので
テクニック自体はその当時のものしか知らなかったのですが

この仕事を長年続けるうちに単純に筋骨格系だけの問題で片付けられることも少なく
予想外に内臓とのかかわり合いの多さに驚いたのです
これからこの本を読んですぐさま書かれているテクニックを使おうとは思わないのですが
ここに書かれている知識は今の施術の参考になることもかなりあります

本書は4つの治療概念について書かれ
それぞれ異なる角度からのアプローチが紹介され
後段で個々の臓器に対するテクニックがあります
これを読んだだけではいそうですかと実践で使える自信もありませんが
少なくとも今の私の段階では体系的な知識を習得できたことに意義を感じます

積極的に内臓に関する障害にかかわり合いたいとも思いませんが
否応なしに出てくる内臓の問題に対する糸口にはなりそうです

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2014/06/23

上腕二頭筋と小胸筋

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いつも筋肉の連鎖に関してお話していますが
機能単位という見方でとらえています
その考え方が臨床において役にたつのが
上腕二頭筋と小胸筋です
いわゆる五十肩なんかのときには
組織単位で見るのではなく機能単位で取り組まないと
結果が出にくい部位でもあります

烏口突起を起点として上腕二頭筋短頭と小胸筋が接続されているような状態になっていますが
これらが筋拘縮を見せる場合
たいてい両者が緊張していて
片方に対するアプローチだけでは一時的な弛緩はあっても
再び両者が緊張する事態が多くみられます

意外に見過ごされがちですが
小胸筋の緊張は起始部である上部肋骨の緊張を生み
また停止部である烏口突起が引っ張られるので
肩甲骨を前に引っ張るような力が加わります
さほど大きな力ではなくても
肩甲帯のアライメントを損ね
長い時間をかけて障害を発生せしめる原因となります

とりわけアスリートにおいてはテークバック時の関節可動域を減少させるので
小胸筋や二頭筋とは違う別の部位での障害を誘発することもあります

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2014/06/22

Serendipity

Serendipity
Serendipity ジョン・ビリング

ケルトハープのライアー奏者ジョン・ビリングのアルバムです
以前ケルト音楽のスタンダード曲を収録した「トゥールロホ・オ・カロラン」をご紹介しましたが
こちらのアルバムはオリジナル曲を集めたものです
演奏に使われるのはソプラノライアーが中心となっています

2011年に作られた「 Tanabata Wish for Tohoku」は
東日本大震災からの復興を願って作られたものだそうです

アルバムタイトルの「serendipity」とは
ふとしたきっかけにひらめきがあり幸福を得ることとあります
ここに収録された曲はジョンにとってあらたなひらめきだったのでしょうか

ケルト音楽の古典とはまた違った
幻想的な音楽が心の奥底に響きます

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2014/06/21

タコ・レタス・セリのスィートチリサラダ

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けっこうピリ辛好きな私としてはスィートチリって気になる存在でした
とりあえず買ってからレシピを調べ手始めにサラダを作りました
レタスを適当にちぎってセリも4cm程度に切ってタコを混ぜ合わせ
上からスィートチリをかけるだけ

この辛さはOKなんですけど
甘さにちょっと参りました
結局、マヨネーズをかけて誤魔化しながら完食
最初からマヨネーズだけにしとけばよかった(汗)

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2014/06/20

バタバタと

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今週はけっこう忙しかったりします
梅雨ですから当たり前ですが
天候も不順でヒマだと思ってたら
突然電話が鳴りだします

仕事帰りに寄られる方が多く
今週は珍しく毎日遅くまで働いております

あまり良くないとは思いつつ
カップ麺でお腹を満たすこともしばしば

夜遅くになると自分で作るのも面倒なもの
学生時代はカップ麺にずいぶんお世話になったものです
こういうのを食べるとチープな豊かさで満たされます

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2014/06/19

よろこんぶ

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昆布をいただきました
細くて薄いのでワカメかと思ったのですが
ちぎって食べるとしっかりした昆布の味
まごうことなき昆布です
どなたか昆布に詳しい方はどんな種類か教えてください

煮炊き物は意地になってダシをとる私にとって
心強い援軍です

さっそくとっただし汁に野菜をくぐらせ
茹で野菜でサラダを作りました
ダシの香りのする野菜に
梅こぶ茶をにかけていただくのが今年の定番料理

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2014/06/18

長寿

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暑くなってくるとボチボチ大掃除を始めます
世間一般では師走にするものですが
どう考えても水を使う掃除はここから先の季節が有利
水を触るのが気持ちいいから思いっきりゴシゴシ洗えるし
洗ったあともすぎに乾きます

昨日も蛍光灯のカバーを外して水洗い
さすがに表にあると虫やゴミが入りやすい
ゴシゴシ水洗いしてやると埃もとれてきれいになります

実はこの蛍光灯
オープン以来一度も取り換えていません
室内の蛍光灯はもう何度も取り換えましたが
これだけは13年半使い続けています

昔はこまめに消灯することが常識でしたが
それは白熱灯の話で蛍光灯の場合少し様子が違うようです

蛍光管はスターター時に電圧が上がるので
何度も点けたり消したりすると蛍光管の寿命を縮めるそうです
節電効果も人によって説明が違いますが
(メーカーによる差かもしれません)
10分から30分後に再点灯するのであれば
点けっぱなしの方が消費電力は少ないんだとか…

意外に昔の常識は今の非常識だったりするから
時には検証も必要みたいです

いずれにしてもオープン以来ほぼ毎日活躍する蛍光灯
夕方につけたら業務終了まで点けっぱなしが長寿の秘訣
この先いつまで使えるのか興味津々です

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2014/06/17

腹筋と体幹

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月刊トレーニングジャーナル7月号

今月の特集は「腹筋と体幹」
あちらこちらで体幹トレーニングの重要性を耳にします
しかしなぜ体幹を鍛えないといけないかについては
意外に漠然とした認識で明確な理由も知らなかったというのが本当のところ
体幹を鍛えることのメリットと体幹を鍛えていないことで起こりうる不都合
この両者がわかりやすく説明されています

そのうえでの腹筋の使われ方
従来から腹筋を鍛えないといけないとか
腰痛になりやすいとかは聞いてきたけど
具体的にどの腹筋をどういう鍛え方をすべきか
また優先順位や細かい機能に関して
ここまで明確かつわかりやすい説明は私にとっては初めてでした
やっぱり金岡先生の話は理解しやすいです

よくスポーツの現場で「腰がはいってない」という表現を使いますが
これが具体的にどうゆう状況なのかこのあたりの言及は目からうろこ

ならば腹筋運動をすればいいのかといえばそうではありません
従来のやりかたとはずいぶん変わっています

競技者のみならず指導者やセラピストも必見の特集です

バレーボールで腹直筋の肉離れが多いとは初耳でした
読んでみて競技特性をあらためて理解できました

腹筋トレーニングの様々な方法も参考になりました


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連載コラム『身体言葉に学ぶ知恵』
今回のテーマは「能ある鷹は爪隠す」
社会で生きていく上で謙虚さは必要です
しかし野生の鷹には傲慢さもなければ謙虚さもありません
ならばどうして爪を隠すのでしょう?

『身体言葉に学ぶ知恵』の単行本も発売間近になりました!

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2014/06/16

紫陽花

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毎年この時期になるとお向かいのおうちに咲く紫陽花をいただきます
これだけ見事な紫陽花はお目にかかれません
お花の先生をなさっている奥さんから
生け方をうかがうのですが
なかなかうまくできなくて悪戦苦闘
何でも聞いてすぐにできるものではありません

時間によっても色が変わり
日当たりによっても色が変わる
紫陽花の変幻自在さは見習いたいものです

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2014/06/15

ポール・モーリア 映画音楽の花束

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ポール・モーリア 映画音楽の花束

1960年代後半から1980年代に大ヒットしたポールモーリアグランドオーケストラ
BGMという概念もこの人あってのこと
どこに言ってもポールモーリアが流れてきて
いささか食傷気味になったことさえありました

それでも今の時代に聴いてもきれいな音楽
それでいて邪魔にならない音楽というのは重宝します

いくつか持っている中で昔懐かしいスクリーンミュージックが満載のこのアルバム
そこそこのお年の人には懐かしい曲ばかり
当時は映画も音楽もトレンディーだったものが集まります
いまどき「トレンディー」って言わんか?


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2014/06/14

納豆オムレツ

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いつも納豆は生卵を入れる派なんですが
そのまま加熱してもこれまたいけます
納豆3パックに玉子3個
納豆についているダシ醤油を入れてかき混ぜ
ごま油をひいたフライパンで加熱
スクランブルエッグ状態になったところでお皿に移し
ネギをふれば出来上がり
納豆についている辛子を適当につけていただきます

おかずというよりお酒のアテにピッタリです

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2014/06/13

エネルギー医学の原理

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エネルギー医学の原理

この本を読んだのはもう10年くらい前だったと思います
当時は「エネルギー医学」自体が怪しい類のものと評価される向きも多く
読んではみたものの難解な本であまり感じるところはありませんでした

最近環境も変わりエネルギー医学が遠い世界のことではなくなってきたという印象があります
よく低周波治療器を見かけますが言うなればあの類のものはすべてエネルギー医学の領域
ひと昔前に流行ったヘルストロンや
赤外線などの光線治療器も原理は同じ

むしろ神秘的なものとして大きな効果を漠然と期待される方も多かったのですが
現状はどちらかというと地味な存在として活躍中のものがいくつもあります

ただこういったものをしっかり研究されているところでは
周波数により身体に起きうる変化が異なるというところまではわかっているようです
もちろんとてつもなくすごいことが起きるという飛躍的な発想ではなく
むしろ地道にこういった研究もされているようです

私が興味を持ったのは器械によるパルスではなく
人の身体から発するエネルギーが人体に及ぼす影響に他なりません
もしも周波数によりいろいろなことが期待できるのであれば
なんとしても有効に使ってみたいというのが私の本心
そしてそれをどうコントロールできるかは一生の命題になりそうです

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2014/06/12

世代交代

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日曜日に行われた畿内地区大会で
錬心館平野支部の選手たちの多くが優勝や入賞を果たしました
贅沢かもしれませんがこういう光景も見なれてきました

数名の実力者が入賞していただけの時代と異なり
道場自体に自力がついてきた証し

それにしても今回感じたのは
入賞者の顔触れがずいぶん変わったこと
出るたびに上位に入る人もいますが
初めて入賞した選手の多いこと

数年前から道場の雰囲気もかわり
子供たちの自主性が芽生えてきたという印象がありましたが
それが形となって表れてきたようです

8月には全国大会も待っていますが
8月に照準を合わせ意欲を燃やすコメントも多かったのは頼もしいこと

最近仕事が忙しくて顔を出せないことも多いのですが
それだけに顔つきが変わった子供の多さに期待が膨らみます

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2014/06/11

ブラフ

かえって印象を悪くする「業界用語」にご用心

業界用語を使うと、博識な印象を与えられるような気がしますね。けれども、ビジネス情報メディア「Inc.」のコラムニストであるGeoffrey James氏は、ビジネスでより尊敬されようとして業界特有の表現を使うのは、避けたほうがいいと述べています。

ひとつの職種に長い間携わっていると、その業界の専門用語の知識は豊富になります。では、業界用語を使うと、どうして相手に悪い印象を与えてしまう場合があるのでしょうか? James氏はその理由を次のように説明しています。

業界用語(別名「ビズ・ブラブ」:わけのわからないビジネス用語)は、馴染みのないカタカナ言葉を乱用し、「ビジネス風」の響きになるように仕立てることで成り立っています。例えば、「......についての対話を活性化するため、カスタマーにリーチアウトする」といった表現が、その一例です。普段からそのような表現を流暢に使いこなしている人であれば特に違和感を感じないでしょうが、そうでない人が聞いたら、おじけづいて目を回してしまうでしょう。

改善策:誰もがわかるシンプルな言葉を使いましょう。例えば、さきほどの表現は、「......について話し合うために、顧客に連絡を取る」と言い換えられます。こうすると、よりプロらしい響きになり、「マンガに登場するビジネスマン」のような雰囲気は避けられます。

何でも知っている雰囲気を出そうとして、かえって相手に悪い印象を与えてしまわないようにしましょう。わかりやすく、的確な表現を心がければいいのです。

業界用語って専門性の高い事象をひと言でわかるようにした
いわばその業界内でのみ通用する言葉なわけです
だから一般人にはわからなくて当然なわけです

もともとわからない言葉を素人さんに向かって使うことで
プロであることを誇示したいという思惑もチラリホラリ
「難しいことを知ってるんだぞ」と言わんがばかりの話しぶりは
見方によっては見苦しいことさえあります
自分がわかってて相手がわからないことで優越感をもつんでしょうね

我々のギョーカイも専門用語が少なくありません
それでも普遍性の高い医学用語であれば
定義づけがしっかりしているのでまだいいのですが
手技療法の世界では自分で勝手に言葉を創り上げ
それを一般の人に使うこともよくみるパターンです
「創始者」の先生はそれでご満足なんでしょうが
同じ業界の人でもわけのわからないことさえあります
孤高を気取る「はったり」と判断せざる場合もしばしば

私の知る限りレベルの高い先生ほど
誰にでもわかりやすい言葉を選んで使われる傾向にあります

むかしNHKのチーフアナウンサーから
「ひらがなで喋らないと相手に伝わらない」と教わったことがあります
きちんと理解できていて
キメの細かい分析ができている人ならば
相手にわかりやすい言葉を選択する能力もある
そんな意味でおっしゃったのだろうと思います

近頃本を読んでいても著者だけがわかってて
読み手に雰囲気だけで押し切ろうとするようなものに出会いました
ひょっとしたら書いている人もしっかりわかってないんじゃないか…
そんな邪推さえしてしまいます

たまにこのブログでも難しいことを書いていますが
一般の方に向けたお話と
業界の方に向けたお話があります
そのあたりの使い分けでわかりづらいこともあるだろうと思います
しかし誰にもわからない文章だけは避けたいものです

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2014/06/10

ハンモック

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けっこうヒマなときって本を読んだりするのですが
たまに解剖学の本を何気なしに読んでみます
一冊まるごと読むほど時間もないのですが
一つの部位に絞り込んで読んでみると
毎回、新たな発見があるもんです
それだけ真剣に勉強してなかったといえばそれまでなんですが
人の身体の構造がいかに複雑で機能的に作られているのかを実感します
この仕事を始めてから一番の愛読書は解剖生理学の本かもしれません
どんな世界でも基本の大切さを知らされます

先日外旋六筋についてお話をしましたが
今回うならされたのはその中の閉鎖筋群と双子筋群
上の図のように大腿骨大転子から骨盤を抱え込むように付着しています
外旋六筋の働きは骨盤の安定性を維持することにありますが
これらの筋肉に関してはハンモックのように
骨盤を持ち上げるような形で両側から支えます

こういう力が働かないと寛骨臼と大腿骨頭の上部に体重がかかり
股関節がスムーズに動かなくなります
それとこの図にはありませんが
恥骨から大腿骨内側面に付着する内転筋群とが共同関係になり
大腿部から体幹のより大きな安定性に寄与していることもわかります

テンセグリティという多面体の構造力学の概念がありますが
それと似たようなものがここでも発揮されています

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2014/06/09

田植え

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毎年この風景を見ると夏を実感します
週末にかけて田に水が張られるとじきに田植え
土がむき出しの光景から豊かな緑色に変わってきます
視覚だけではありません

水が張られるとカエルの鳴き声もにぎやかになります
梅雨が始まり第一声はアマガエル
そしてここから先はトノサマガエルが鳴き始めます
けっこう夜になると賑やかなものです

子供のころはカエルの合唱を子守唄に眠ったものです
今ではずいぶん田も減ったので
賑やかさには欠けますが
それでもまだまだ頑張っています

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2014/06/08

Twentysomething

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Twentysomething JAMIE CULLUM

ジャズボーカリストのアルバムとなると圧倒的に女性のが多く
男性となるとナット・キング・コールを代表とするずいぶん昔のアルバムに飛んでしまいます
現代の男性ボーカリストの中でいうと
私としては第一人者ではないかと思うのがジェイミー・カラム

しかしコテコテの古いジャズを歌うというのではなく
今の時代に即したボーカルだからこそ
世界中からの支持があるんだろうと思います

このアルバムでもスタンダードもあれば
ポップス調のものも違和感なく楽しめます

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2014/06/07

豚バラ肉とモヤシの蒸し焼き

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タジン鍋をもらってからこれを何度作ったでしょう
モヤシを積み上げて上から巻くように豚肉を乗せ
黒コショーと少量のお酒をかけて電子レンジで5分間加熱

出来上がりに一味とポン酢をかけるだけ

豚バラ肉の脂がモヤシに溶け込んで
すごく美味しいんです

簡単すぎて申し訳ないくらいです

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2014/06/06

梅雨入り

中国、近畿、東海が梅雨入り

 気象庁は4日、中国、近畿、東海地方が梅雨入りしたとみられると発表した。中国、近畿はいずれも平年より3日早く、昨年より8日遅い。東海は平年より4日早く、昨年より7日遅い。

この発表があったのが水曜日のこと
去年は5月中に梅雨入りしたため
梅雨明けが早くて7月に入ってすぐ猛暑日が続きました
雨でも晴れでもそこそこが一番いいのですが
なかなか人間の都合に合わせてはくれません

先日もエルニーニョ現象で冷夏になりそうだというお話もありましたが
数日暑い日が続いたからといって気象予報士に文句を言ってるキャスターもいたとか
冷夏といえどもずっと涼しいわけではなく
暑い日もあって涼しい日もあるというのが普通ですから
わずか数日で判断を下すこと自体が間違っていると思います

それでも平均よりも梅雨入りは早いそうですから
これがこのあとどんな影響をもたらすかが気になるところ

こちらとしては自転車での移動が多いですから
この時期は何かと不便
ずっと仕事で行けなかったヨガも
今度は雨で行けなくなる日が増えそうです

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2014/06/05

音浴その2

昨日、金子竜太郎さん聖子さんご夫妻の「音浴」のセッションを受けたお話をしましたが
今日は少し突っ込んだ私なりの仮説を申し上げたいと思います

音浴を受ける前後にテストしたのは
足を肩幅くらいに開いた状態で
横から腕を押し身体がグラつくかというもの
ほとんどの被験者はセッション前は容易に身体がグラついたのですが
セッション後には微動だにしない状態でした
これで何を見るのかといえば無駄な力が入っていると動きやすいし
そうでなければ力ずくで押しても身体は動きません

しかしよく考えてみるとセッション終了後に体重が増えたということは考えられません
もしもそんなことがあれば女性はそんなセッションいやでしょうね
フツウに考えても物理的な重量が増加したということはあり得ません

合気道の藤平光一先生は
「氣」が低い位置にあれば重心が下がり
身体が動かなくなると説明されています
これはあくまで同じ姿勢での状態を言うものであって
決して膝を曲げて腰の位置を低く構えるとうのではありません
だから膝を伸ばしたままでも氣の位置を下げることは可能です
これは不思議な現象です

腰の位置を落として重心の位置を下げるのなら納得できるのですが
膝をまっすぐ伸ばしたいわゆる棒立ちの姿勢でも氣を下げることができるというわけです
実際にそれがほとんどの人ができてたわけですから
偶然と決めつけるわけにはいきません

これでふと思い出したのは私が以前から考えていた仮説です
机やイスのように4本の足だと力を入れることなく
体重の重心を支えとなる足の範囲内に収めることができますが
人間の場合これが2本足となるわけですから
支えとなる足のエリアが極端に狭くなります
むちゃくちゃ多くな足の裏だとまだ納得しやすいのですが
せいぜい人の足の裏は30cmまでの人が多く
この範囲内から体重の重心が出れば
グラついたり倒れるのが物理学の法則にかなうわけです

動きの大きい人間の動作で常に狭いエリアに
体重の重心をとどめるのは困難なこと
足の裏でいくら踏ん張って地面をつかもうとしてもそれはムリ

これで私が考えついた仮説というのは
コマのように多方向に力を発動させ
その力のバランスで立っているのではないかということ

まだ具体的にどの筋肉がどう働いて
前後左右に力を働かせているかはまったくわからないのですが
ジャイロゴマの原理に近い力がほんのわずかずつ働いているんじゃないかと思うのです

この仮説をあてはめてセッションの前後の現象を解き明かしてみると
無意識に過剰な力が入ると
ジャイロゴマのような力関係に影響を及ぼし
バランスを損なうためわずかな力で押されても身体はグラつきますが
セッション後いらない力が抜けると
ジャイロゴマの原理が適正に働き
横からの力があっても動かないと考えたのです

つまり人は力を抜いた状態でユラユラしている方が安定感が増すということになりますし
今回のテストでは私の考えが間違ってなかった理由の一つになるかもしれません
あまり物理のお勉強もしてなかったので
詳しいツッコミはご勘弁いただきたいのですが
力を抜くことにより発生する強い力
あるいは不要な力が身体活動に対するブレーキになることの証明であったかもしれません

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2014/06/04

音浴

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あべのベルタ地下1階にあるわのわカフェ

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ネパール雑貨もあるという雰囲気のあるカフェです
気がついたらカットソーを買ってました

こちらのスタジオで行われた音浴のセッション

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スマイルアゲインで東北にご一緒した
和太鼓奏者の金子竜太郎さんと聖子さんご夫妻
そのとき少し音浴を受けたのですが
お寺でお坊さんが経を読むときに使う「おりん」のような楽器
シンギングボウルというチベットの楽器の一種なんだそうで
あと音叉やエナジーチャイムやインディアンの太鼓など
フツウではまずお目にかかることのないものばかり
これらを使って音浴のセッションを2時間にわたって行われました

「音」というものは空気の振動に他なりません
これもエネルギーの一形態であるわけですが
これが心と身体にどのような影響を与えるかはとても興味のあるとこ
物理的なパルスが身体に影響を与えるということは
医療機関で低周波治療器が使われていることからも明らかですが
このような治療器でも周波数により異なる効果があるという研究も進んでいます

深く身体の奥底にまで響く特殊な楽器を使ってのセッションの可能性については
今後注目すべき事項がたくさんあります
具体的にセッションの途中私の商売道具でもある掌が
恐ろしく熱くなっていたのも興味があるところ
自分でも意識すれば掌の温度を上げることができるようになりましたが
これが楽器の振動で触発されたという事実は面白い
こんな掌でクラニオワークをすればどういう効果があるのかも興味深いですね
この2時間は私にとっていろいろなヒントをいただいた貴重な時間になりました

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終わった後はみなさんとの食事会
シンパティコというイタリア料理のお店でワイワイ
この界隈は私の通ってた予備校の近所ですが
昔はずいぶん怪しいところでしたが変わったもんです

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ここでの主役は久しぶりの登場の天音ちゃん
来年は小学生というから早いもんです

スマイルアゲインの同窓会みたいな食事会も楽しかったです


そうそう…
この話、明日も引っ張ります

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2014/06/03

夏到来

ここのところ29℃くらいの暑さになっても
30℃を上回ることなくそこそこ過ごしやすい日が続いていたのですが
ようやく夏本番がやってきました

今まで夜は冬布団で昼間は長袖だったんですが
いっきに夏布団に変え半袖を着るようになりました
それでも明け方はひんやりするので
長袖のパジャマを着て二度寝

やっぱり5月と6月は違うことをあらためて知らされたわけですが
クーラーのお世話になる季節がやってきました
夏は夏で気をつけなければいけないポイントがあって
冷房はなくてはなりませんが
こまめな温度管理は必要です
それと夏になると熱中症の話題も出てきますが
水分補給も必要になってきます
しかし冷たい飲み物を一度にたくさん飲むと
これまた消化器系の機能が落ちるという問題もあります

何も考えず無茶のできた若いころはもう帰ってきません
それなりに知恵を働かせて無事に過ごしたいものです

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2014/06/02

理学療法と鍼灸の融合

Sq161
月刊スポーツメディスン161

今月の特集は「理学療法と鍼灸の融合」
人間誰しも先入観というのがあって
本来対立すべき性質ではないものでも
その環境を異にするというだけで
自分の立ち位置から遠いところにあるものを
さら遠ざけようとする意識が働くのでしょうか?
否定的な見方をする人は少なくありません

いやしくも医療という目的においては
別に西洋医学であろうが東洋医学であろうが
目的が達成できるならばどちらでもいいわけなんですが
それにかかわる人が何を学んできたかで
それ以外のメソッドを否定的にとらえてしまうという空気があります

この特集においてはエビデンスに乏しいと言われがちな
鍼灸という手段から得られる結果をデータ収集をしたうえで
分析的にその有効性を検証するという試みがなされています

別にこれは不可能だったわけではないのに
それぞれの立場の妙な価値観がそれを邪魔していたのではないかと思います

しかし鍼灸という分野で西洋医学的な考察がなされると
興味深いところがたくさんあります
鍼を垂直に打つのと斜めに打つので異なる効果が出るというのは面白いです
昔から鍼灸の現場ではそれをわかってやっておられる方も少なくないんでしょうが
それをひとつの情報として残されるというのは
鍼灸の奥深い部分に存在する「極意」みたいなものを
普遍的なものにするための第一歩かもしれません

オステオパシーでもそういう試みがあれば
新たなる展開が期待できそうなんですが
なかなかできないですもんね

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2014/06/01

Mindscape

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Mindscape 藤陵雅裕

今まで聞いてきた中で最も厚みのあるサックスを吹かれる藤陵雅裕さん
パワーだけではなく優しさがあふれる繊細な演奏に魅了されてしまいます
今までは熱帯JAZZ楽団のアルバムしか知らなかったんですが
個人としてのアルバムがあることを知り購入

生演奏の迫力は伝わらないですが
それでも引き込まれる魅力はたっぷり
とても紳士的な印象のアルバムです

またステージを見に行きたいです

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