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2014/05/30

外旋六筋

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股関節をまたぐ筋肉はたくさんあります
そしてそのそれぞれが大腿部を動かす重要な筋肉ばかりです
極端な話、腰痛は腰の痛みですが
そのプロセスにおいて必ずと言っていいほど
股関節をまたぐ筋肉がかかわってきます
ハムストリングや中殿筋、大腿筋膜張筋など
一般的に腰痛と深い関わり合いが知られる筋肉もありますし
腸腰筋のように直接の原因となるものもあります

しかしこれらのアプローチとは別に
いつも気になるのは骨盤から大腿骨に付着する
外旋六筋と呼ばれる深層筋
梨状筋、上双子筋、外閉鎖筋、下双子筋、大腿方形筋、内閉鎖筋とあります
上の図をご覧になればわかりますが
それぞれが小さな筋肉であり
股関節を動かすにあたって大きな出力を発揮するわけではありません
いわばマイナーなイメージがあるのですが
これらの役割は大きな出力で動かされる股関節の安定を保つ役割があるといわれています

イメージしていただくとわかりやすいのですが
高速回転で回る車のタイヤをつなぐ軸が
ほんの僅かでも不安定で軸回転がズレていたらどうなるでしょう
最終的には大きな故障につながるはずです

同じように二本の大腿骨に挟まれる形の骨盤との間で
外旋六筋の緊張が発生し
何らかのアンバランスがあるとしたら
股関節、股関節にかかわる筋肉
そしてそれらの筋肉のもう一方の付着部に
大きなストレスがかかることは想像できると思います
厄介なことに出力が大きい分だけ
発生する筋緊張や付着部にかかる負担も大きくなるでしょう

腰痛関連の筋肉で梨状筋が要注意の筋肉足りうるのは
坐骨神経を圧迫する可能性が高いからというだけの理由ではなく
股関節の安定性にかかわるという要素もあるからでしょう
しかも外旋六筋の中でも梨状筋はもっとも大きい部類ですから
その緊張が引き起こす股関節のアンバランスは大きいと考えるのが妥当

施術するときに後回しにされがちな筋肉ではありますが
なかなか改善しない腰痛に対し
こういう着眼点もあるのではないかと思います

(画像:動きの解剖学Ⅰ)

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