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2014/04/09

仏教ヨーガ入門

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仏教ヨーガ入門 飯島 貫実

むかし疑問に思っていたことがあって
お釈迦さまの教えにより仏教ができたのであれば
当の本人はいったい何の修行をされていたのだろう?
そんなことを考えたことがありました
王子の地位を捨て厳しく長い修行の結果悟りを開いたと聞きますが
やみくもに修行をなさってたわけではないようです

当時であれば伝統的宗教バラモンや新興宗教ウパニシャッド
そしてヨーガの行などが代表的なものだったそうです

釈迦が修行したのは宗教的なものだけではなく
肉体的実践であるヨーガの行もなさったとか

そのうち日本に伝わったのは心の智慧ともいえる部分が仏教として伝わり広まったようですが
実際に釈迦の得た悟りとは不可分一体の「心と身体の智慧」だそうです

本書はこれらの智慧は別々のものではあってはならのもので
両者は一体となってこそ正しいものになると説かれます
宗教と科学は一体のものであらねばならないということです

キリストや釈迦が起こした奇跡というのは
自然の摂理に従ったものであり
意外と科学的知識に基づいたものであったのかもしれません
人間というのは自分に理解できないものは奇跡としてすます傾向がありますからね

「医聖」といわれるヒポクラテスも立派な哲学者だといえるわけですから
むかしはそれが当たり前だったのかもしれません
逆に分離して考える現代の方法論には歪みが生じやすいとさえ思えるのです

本書は日本に伝わらなかった身体の智慧も含め
全体像を書いたものといえそうです

私自身も初学者ではありますがヨーガをかじっております
けっこうやってみると理にかなったことが多く
単なる柔軟体操というイメージとはまったく異なるものであり
現代医学でも把握していない「つながり」を感じることがあります
ちなみに「ヨーガ」という名前自体が「つながり」を意味する言葉で
心と身体、身体と身体、世界と自分などのつながりを感じることがあります

正直宗教的な要素が強いのではないかと思って読み始めましたが
宗教的要素もたくさんあれば科学的要素もかなり多のです
現代社会では二律背反するという見方が多いようですが
本書を読めばその方に無理を感じます

正直本書の内容は現代の科学にピッタリというわけではありません
人間の皮膚呼吸とかひと昔前まで信じられていたような偽科学を前提とするくだりもあるので
そこはある程度斟酌すべきだとは思いますが
血流の原動力となるのが心臓ではなく毛細血管であるという解説には一考の余地を感じました
いずれにしても発想は固定すべきではなく
自在に考え、違った角度からの考察の素晴らしさを与えてくれます

科学的であるか宗教的であるかなんてくだらない問題です
真理を追究する姿勢が大切です
「どこに行っても、いつになっても、道理と愛とにかなうものは、みな仏陀の教えでる」
こんな一節がありましたが宗教同士の違いや宗派の違いなんてどうでもいいこと
この言葉は古今宗教をめぐっての対立が今も続くこの世界において
一番必要なことだと強く感じました

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コメント

こんにちわ!

最近、私の周りでSも、ヨガをされてる方
増えて来ました。
私は、していませんけどね。(^^ゞ

正式には、ヨーガと呼ぶのかな。

投稿: うさうさ | 2014/04/09 15:32

高年齢になると動きの速い運動よりも遅い方がケガをしなくてすみますからね
それに身体の機能が向上するのでスポーツに比べリスクが低いのでお勧めですよ

投稿: ひろ | 2014/04/09 16:13

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