単関節筋と二関節筋
筋肉というのはある骨から別の骨に付着します
それぞれの骨の接点を関節といい
筋肉が収縮することで関節を支点にして骨格を動かします
人の身体が動くことの簡単な説明になりますが
筋肉の種類により一つの関節をまたぐものと
複数の関節をまたぐ筋肉とに分かれます
前者を「単関節筋」と呼び後者を「二(多)関節筋」と呼びます
単純にまたぐ関節の数によりそういう分類がなされますが
実は筋肉の性質や機能が異なるといわれています
簡単に整理してみると単関節筋は赤筋が多く二関節筋は白筋が多い
単関節筋は抗重力の機能が高く
二関節筋はアームレバーが長く大きなトルクを生みだすのでパフォーマンスに作用する
単関節筋はキメの細かい動きが苦手
二関節筋はキメの細かい動きが得意
調べてみるとこれらのことが説明されています
具体的な話をすると膨大な量になるのですが
我々の仕事において一つの傾向が見えてきます
スポーツ選手などのケガに関しては単関節筋にかかわる問題もあるのですが
いわゆる慢性症状に属するものの多くは二(多)関節筋の筋拘縮が多いということです
二関節筋の厄介なところは一つの運動単位で支配する筋繊維の数も少ないことから
弛緩テクニックの選択や精度も問われ効果が上げにくいという点があります
だからもうちょっと勉強しないといけませんね
備忘録として…
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