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2014/04/18

非常識の医学書

Hijosikinoigakusyo
非常識の医学書 安保 徹、石原 結實、 福田 稔

どうも我々手技療法のギョーカイには病院などで行われる現代医学に対し否定的な人が少なくありません
もちろん現代医学にも問題点はたくさんあるわけですが
西洋医学が発達したことによって得られたものを否定するわけにはいきません
もし漢方などの東洋医学の方が優れているなら
江戸時代の方が治癒率が高いはず
ただ西洋医学や東洋医学双方が効果もあり
また一方で問題点を抱えているわけで
どちらが優れているかという単純な論点にすること自体レベルの低い話だと思うのです
双方のいいところ悪いところを整理して
個々のケースにどういう方法が最適なのか?
あるいは両者の併用が可能なのか?
そういう見方で論じることが有益ではないでしょうか?
いわゆる「統合医療」がさかんに言われるのも
ようやくそういった方向で考えられるようになってきたからだと思います

少し前置きが長すぎましたが
安保 徹先生、石原 結實先生、 福田 稔先生は
それぞれ医師でありながら東洋医学の考えを併せ持つお三方は皆さん有名でメディアにも出てご活躍です
安直に西洋医学を否定するのではなく
それぞれの特徴を説明したうえで原則と例外
予防と治療をきちんと整理したうえで持論を展開されていますので妙な誤解もしなくて済みます

「非常識」という単語はインパクトがありますが
あくまで偏った現代医学に対する盲信を戒めるものですから
けっこう常識的だと思います

全体的には病気を治すというよりも
病気にならないための方法論が多いようです

病気というものを考える上で
病気そのものを考えるか、身体について考えるかというアプローチがあります
古来から身体について考えアプローチする方法論がありましたが
現代医学は病気に対する研究が発展しました
以来徐々に身体に対するアプローチが軽んじられかけた現代
こういう発想を取り戻してバランスのいい医療に発展すれば
また新たな進歩が望めそうな気がします

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コメント

おはようございます(^_^)
病気にならないための方法論があったらいいですね(^-^)
今朝も数軒廻ってきましたが、胃腸炎で入院されている方や、体がすぐれず健康診断を受けられない方が何人かいました。
やはり健康でいられたら最高ですからね(^_^)
私は薬を飲んで、逆に体を害してしまいました^^;
風邪もひかないように気を付けていれば良かったなんて、後のまつりですけど~^^;つくづく思います(^_^)
まあ予防のため、年一回の健康診断も皆さんに受けてほしいなぁと思いますね(≧∇≦)b

投稿: おけい | 2014/04/19 10:32

病気になったとき必要な薬は必要だと思います
でもその前に病気にならないための工夫も大切です
おっしゃるとおり健康な身体で生活できるのが何よりですもんね

投稿: ひろ | 2014/04/19 12:07

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