無理なダイエットでリバウンドする理由
「発熱と食欲不振は最大の医者である」
こんな格言がヨーロッパにはあるそうです
発熱というのは風邪やインフルエンザのウィルスなどが体内に入ったときに
熱で殺すための身体の防衛手段の一つというわけです
だからむやみやたらと熱を下げることが良策とは言えないわけです
また食欲不振にしても食べてはいけない何らかの理由があるから
「食べるのをやめておけ」という身体のサインというわけです
食べた物を消化・吸収するのに必要とするエネルギーもけっこう必要だそうで
治癒に向けるエネルギーを分散させないためでもあるそうです
この辺の理由はもっと複雑な事情もあるでしょうから
私らが知ったような顔をして限定的な解釈をするのは避けたいと思います
先日体調を崩し下痢をしてしまいました
当然食欲なんかあるはずもありません
一応病院でもらった薬は飲んでいるのですが
治るまで絶食しようと考えました
調子がよくなったらきっと食欲が戻るはず
結局3日間の断食を敢行したのですが
予定通りその後は身体も調子を取り戻しました
ただ一つだけ驚いたのはすごく体温が下がったこと
普段調子がいい時は36.6℃あるのですが
3日間の断食の後は35.8℃まで下がっていました
その前から調子がすぐれず36.3℃くらいが続いていたので
3日で0.5℃も体温が下がったわけです
一週間ほどで元通りの体温になったのですが
3日も食事をとらなかったので
身体の方もこのまま普段の代謝を続けてたら
そのうちにガス欠になると判断したんでしょうね
身体の方も悩んだ挙句代謝量を落としたようです
私にとってこれは新しい発見です
良かったのか悪かったのかは別にして貴重な経験でした
食べないだけのダイエットをすると
身体は入ってくる糖質の量に合わせて代謝を行うようです
だからダイエットで体重が落ちるのはいいとしても
いったん代謝量が落ちた身体に元通りの食事をしたら
差し引きで余分な糖質が残りそれが脂肪になるという理屈になるんでしょうね
もっとほかの要素もあるでしょうが
この事実もひとつの真実じゃないでしょうか?
普段あまりダイエットには興味のない私ですが
無理なダイエットがリバウンドを呼び込むという一般論は聞いていました
まさか自分が身をもってそれを体験するとは思いませんでしたけどね
一応私の場合少しずつトレーニングしながら体調を整えていったので
なんとか一週間で元通りの体温に戻ることができましたが
そのまま知らずに過ごしてたらどんなことになったでしょうね
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