雪上の歩き方
ブログやフェイスブックで仲良くさせていただいている札幌在住のジェイさんが
先日からの大雪で雪に不慣れな我々に対し
目からうろこのお話をされていました
まず札幌では冬用の靴が違うということ
ツルツルの靴底ではなく登山靴のような突起があるものを普段から履かれているということ
それともうひとつ私が食いついたのは歩き方そのものが違うということです
一般的な歩き方はかかとから着地するのですが
雪の上ではつま先から着地するとのことです
この歩き方って私が目指す日本古来の歩き方そのもの
つま先から歩くと足関節がもうひとつクッションとして使えます
もしつま先が滑ったとしてもかかとを後から着地するので
二重の着地が可能です
かかとから着地して滑ったらあとは転ぶしかありません
去年から雪駄や藁草履をはいていますが
鼻緒から着地する歩き方と同じということになります
事実雪駄で走れば不安定なところでもけっこう安定感を持って走ることができます
さらに少し股関節と膝関節をほんの少しだけ屈曲して歩けば
重心の上下動がありませんので
慣性モーメントが前後だけで上下には働きません
つまり重心軸がブレないわけです
多くの日本人がその歩き方を忘れてしまったようですが
必要のあるところではまだまだ受け継がれているのに驚きました
きっと山道を歩く機会が多い方なんかも
そういった歩き方をなさっているのかもしれません
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コメント
わっ!とビックリしました。(笑)
我々が無意識にやってる事が内地の方には特別な事なのか。。と、
こちらも目からウロコです。
所変われば。。という事なんですね。
尚、凍結道路になるとすり足のペンギン歩きも普通の事となります。
投稿: ジェイ | 2014/02/26 20:51
実はその歩き方をマスターするために雪駄を履いて感覚をつかもうとしています
能などの足の送りも基本的に同じですから
由緒正しき歩き方でもっとも安定感のある歩き方ということになります
西洋の靴ではこの歩き方はなかなかできないものです
投稿: ひろ | 2014/02/26 21:20