筋力トレーニング スポーツ動作別プログラム
私の周りにトレーニングジムで鍛えている人が何人かいます
トレーニングのためのトレーニングというか
健康維持のためそれ自体が目的の人もいますが
アスリートがスポーツでのパフォーマンス向上を目的として頑張っている人もいます
ただ話をしてみるとけっこう漠然とやっている人が多く
具体的にどういう動作のためにどこを鍛えているのかを
理解したうえで筋トレをやっている人は皆無といえます
無理もない話で一般のアスリートが解剖生理学を学び
身体の仕組みやメカニクスを理解したうえでトレーニングなんて考えられないからです
ただごく一部にマニアックな方もおられますし
上級者に関しては我々が驚くほど勉強しておられます
的外れの筋トレを何年も続けているのも効率的とはいえず
やはりある程度は運動機能について理解をしたうえで
目的に合致したトレーニングをすべきだと思います
本書で紹介されているトレーニングは基本的なものが多いのですが
その切り口は動作からみたものになっているところが画期的だと思います
だから解剖生理学が分からなくても
どういうトレーニングが有効なのか
あるいはその動きの際に使われる筋肉はどこなのかもわかりやすいので
そういった知識のない人でも読みやすい本だと思います
同じトレーニングでも漠然とするよりも
どこが鍛えられているかを理解してやった方が
より効果的だと聞いたことがありますが
そういう利用方法もできるだろうと思います
これからのスポーツは「心技体+知」だと思います
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