手は抜かず力を抜く
「朝から晩まで施術してたら腕とか疲れるでしょう」
そんなお気遣いをいただきました
ただ私としては手が疲れるという認識はあまりないのです
もちろん肉体労働ですから疲れないわけじゃありません
ましてや年も年ですから体力的にも若いときのようにはいきません
基本的に施術するときあまり力を入れないので
そんなに疲れなくなりました
修業してた最初のころは5分もやれば腕が疲れた記憶がありますが
きっと当時は腕の力に頼ってたんでしょうね
開業してからも何年間は人数的なリミットを設けて
空き時間があってもお断りしていました
そうしないと疲労で手が震えるほどになり
身体が使い物にならなくなってたからです
いつのころからか何人施術しても
そういった疲労は感じなくなりました
去年、おととしと行った福島県では
2日間で50人程度施術させていただきました
もちろん時間は短いのですが
時間があればずっと施術していましたからね
多少の筋トレはしていますが
この年になって体力が増強したとは思ってません
むしろ身体の使い方がわかってきただけなんでしょう
私の身を案じて冒頭の質問をされた方に
力を入れて施術したときと
力を抜いて施術したときの両方を実演してみると
明らかに力を抜いた方が重厚感のあるタッチになっているのをご理解いただきました
どんな仕事でも同じですが
手を抜いてはいい仕事はできませんが
力を抜かないとこれまたいい仕事はできません
両者の明確な区別と使い分けができるようになったのは
今までのキャリアの賜物なんでしょうね
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