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2014/01/16

今の若いもんは

ビートたけし 昔よりも今の若手漫才の方が絶対面白いと語る

 年末・年始は、お笑い芸人の漫才やコントが連日テレビで放映されていたが、かつて『ツービート』でお笑い界を席巻したビートたけし氏は、今の若手芸人たちの漫才をどう評価しているのだろうか。著書『ヒンシュクの達人』(小学館新書)の中で、詳しく語っている。

 * * *
 お世辞や謙遜でもなんでもなくて、正直オイラが漫才をバリバリやってた時代より、今の若手の実力あるヤツラの漫才のほうが、絶対面白いと思うよ。そういうヤツラに上から目線で物申すのは、カンベンだぜってね。それに同じ漫才でも、オイラがやってた頃のものと今のものじゃ、ゼンゼン「質」が違うんだよな。

 まず「尺」が違うからね。オイラの時代の漫才は、テレビでは7分程度、寄席やストリップ小屋の舞台じゃ15分はやってたんだよ。だけど今のお笑い番組を見てると、ネタは大体4~5分にまとまってるよな。だから、やり方もまったく違ってくるんだよ。

 オイラの頃は、テレビにしても舞台にしても、漫才を始めながら客の顔を見て場の空気を読んで、前振りやスジ振りをしっかりやって、余計な脱線を挟んで温めていって、ってことをステージの上でやってたわけ。だから客のほうも聞いてるうちにジワジワ面白くなってくるし、芸人のほうもドンドン乗ってくるっていう「流れ」が大事だったんだよ。

 だけど、今の芸人にはそんな時間が与えられてないわけでさ。余計なものを全部削ぎ落として、次から次にドンドン「オチ」を繰り出していかないとダメなんだよ。

 昔の漫才と今の漫才の違いってのは、まさしく「レコード」と「iPod」の違いだよな。オイラの頃はレコード針をレコードの上に落としたりするプロセスから、「プチプチッ」ていうノイズまで「味」だって言って楽しんでたわけだけど、今の漫才はアルバムの中でも余計な曲は外して、好きなものだけ抽出して、ピンポイントで取り出してるっていうことだよ。

 まァ、芸のレベルは上がったけど、アナログ的な味はなくなっちゃったよね。そっちのほうが面白くてウケるからそういう流れになってるわけで、今さらジジイがとやかく言うことじゃないけどさ。

昨日こんな記事を見てなるほどと思いFBにアップしました
私が大学生のころちょうど漫才ブームで
そのころツービートも大人気でした
大御所と呼ばれる方もこの時代に人気を博した方が大勢おられます

あれから30年が過ぎ時代背景も変わりました
だから単純に比較するのではなく
状況も違うことを挙げて分析されるのはさすがたけしさんだと思います

一時代を築いた人にはそれぞれ苦労や思い出があります
しかしそれらはその人しか知らないことで
その人にとってはとても大事なものであることは確かです
だからそれだけを軸に他人と比較しがちですが
たけしさんはそれをなさいません
客観的に評価された上で今の芸人さんを認める度量はすごいですよね

「今の若い者は…」
むかしから受け継がれてきた言葉です
我々もそう言われて育ちました
しかし昔がよくて今がダメなら
進歩も発展もありえないはず
昔の人が無条件でエライんなら北京原人なんて崇拝しないといけません

昔の芸人さんにも磨き抜かれた芸もあれば
流行にのって人気者になったものもありました
それは今の時代も同じこと

誰だっていい思い出は人に語りたいけど
悪い思い出は蓋をして隠したいですから
フェアな比較って難しいでしょう

時代が変わるたびに考え方や人の行動も変わるのが当たり前ですからね
少なくともそれに気づいていたいもんです

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