鳥なんば
本来であれば「鴨なんば」と洒落こみたいところですが
あいにく近所のスーパーで鴨肉は売ってませんのでやむなく鶏肉で作りました
調べて初めて知ったのですが「鴨なんば」というのは近畿地方の方言だそうで
「鴨南蛮(なんばん)」が正式名称だとか…
元々江戸時代にできた料理だそうで
あっちでは蕎麦で食べるのが一般的
関西の場合どうしてもうどんの方がよく食べられるもんで
私の中ではうどんの方がフツウ
「南蛮」というのはネギのことで
むかしは葱畑がナンバに多くあったことから
ネギのことを「ナンバ」と呼ぶようになった
そんな大阪中心に世界が回るという発想に基づいた説もあるそうですが
それも今となっては真偽のほどはハッキリとしません
前の晩から羅臼昆布を水に浸して
一番ダシをとります
次いでイリコ・サバでダシをとっていき
醤油(薄口・濃口)・酒・みりん・砂糖で味付け
軽くフライパンで焦げ目をつけた鶏肉と長ネギをダシの中で煮込みます
こうすると鶏肉と長ネギの旨味も出てきます
麺はそこらへんの冷凍麺なんですが
それはご愛敬
柚の皮を少し添えて香りを楽しみます
家のうどんではありますがけっこう雰囲気はありました
寒い日にはたまりませんなぁ
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コメント
おいしそう!
ところでトウモロコシのことを「ナンバンキビ」「ナンバキビ」という呼び方をする人がワタシの祖父母の時代までありました。
「トウキビ」という言い方もありましたが「唐」も「モロコシ」も異国のことですもんね。
投稿: 非常勤k | 2013/11/30 09:52
我が家では子供のころ「なんばきび」と言っておりました
トウモロコシというようになったのは小学校高学年くらいからだったと思います
南蛮渡来の野菜がたくさんあったということなんでしょうね
「モロコシ」が異国を意味するのは初めて知りました
投稿: ひろ | 2013/11/30 12:32