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2013/10/07

横隔膜の孔

Img079

横隔膜は胸とお腹を隔てる筋肉で
これを収縮させることでドームのような形をした横隔膜は
下にさがり平坦な形となり肺を広げ息を吸うことができます
腹式呼吸なんかで言われる息の吸い方になるのですが
中に「横隔膜を上げて息を吐く」という説明を耳にすることはありますが
筋肉の能力として積極的に弛緩することはありませんのでその説明は間違い
実際には腹横筋などの腹腔にある筋肉を収縮させ
その空気圧の上昇で横隔膜が弛緩するにすぎません

横隔膜は胸とお腹を遮るのですが完全にというわけではありません
横隔膜には3つの穴が開いていて
大動脈裂孔・大静脈孔・食道裂孔という穴が貫通していて
それぞれ動脈・静脈・食道が通っています
そして忘れてはならないのが神経
大動脈裂孔を通るのは大・小内臓神経
食道裂孔には迷走神経が通っています
神経系のことはあまり理解できていない部分も多いので
調べてから書いていますが誤りがあれば教えてくださいね

さて横隔膜というのは比較的過緊張しやすい筋肉であるというのが私の印象です
当然人の身体は立体なんですがそれを支えるのはもちろん骨格
そして緩衝材としての役割を果たすのは筋肉
ところが筋肉の多くは縦の走行で
横の走行をしているものはあまり多くはありません
そういったことから横隔膜の役割として吸気だけではなく
体幹の横方向の緩衝材としての役割を一手に引き受けていると思うのです
さらに腹腔の臓器が冷えると横隔膜の体温が奪われる傾向もあり
横隔膜は硬くなり伸びにくくなります
これは問題です!
横隔膜が充分に弛緩できなければ息が最後まで吐けないわけです
実際に息苦しいと言われる方の多くは横隔膜に問題があります

ここから先は私の推論にしか過ぎず
ツッコミをいただいても反論できないのですが
横隔膜の長期的な緊張は裂孔を貫く神経系にも
何らかの影響を与えているのではないかと考えています
これらの神経系は自律神経となります

世間には自律神経の不調を訴える方は少なくありません
医師による診断を受けている方、自己判断の方を合わせると相当いらっしゃいます
なぜかこういう方の横隔膜はいつも緊張しているようで
毎回のように横隔膜の解放のテクニックを使っています
これで完全に復調するといえるほど驚異的な技でもありませんが
横隔膜が弛緩した人に関してはけっこういい結果がでることが多いのです
単なる経験則できちっとしたデータもありませんが
私自身はそう思っています

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