力強く生きる
表に出たところの溝にタンポポが生えています
ついこの前まで小さい草が生えているって感じだったのに
いつのまにか花を咲かせようとしています
このまま花を咲かせて種をとこかに飛ばして子孫を残せばこっちのもの
そんな声が聞こえてきそうです
ここの溝に毎日確実に流れてくるのは洗濯の排水
まあ、ふつう育てている花にそんな水はやりませんわな
それでも界面活性剤など有害なものが含まれた水でここまで育てばアッパレ
しかもご覧の通りコンクリートの隙間から大きく育つしたたかさは
師と仰ぎたいくらいの生命力
わずかな毒を取り入れることは抵抗力を養う
いつもお世話になっている川田浩志先生の本にそういう一節がありました
スポーツでも仕事でも苦しい思いをたくさんした人が勝つというテーゼがあります
無菌室で育った野菜に味があるとは思えません
濁った泥水の中からきれいな花を咲かせる蓮が尊いものとして扱われるという思想もあります
このタンポポに風情を感じる人はそう多くないでしょう
しかし植木鉢で肥料をと水を潤沢にもらいながら育てられた花に比べると
命の強さを感じてなりません
こいつらだってれっきとした自然だということを忘れてはなりません
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コメント
こんにちわ!
先程は、有難うございました。
タンポポって、凄く強く逞しく、私、
見ていると、力を貰えます。
踏まれても踏まれても、生えて来ます。
自然の姿を見ると、考えさせられる。
天気もそうですが、今日は晴れてたかと
思ったら、家に着いた頃からざ~っと。
投稿: うさうさ | 2013/09/02 16:54
丹精込めた植木鉢の花も悪くありませんが、都会の片隅で雑草と呼ばれながら咲くタンポポも悪くはありません
自然というのは時として油断もスキもありません
突然の雨もまたしかり
投稿: ひろ | 2013/09/02 19:08