腰痛に関するアンケート
腰痛については本年6月に厚生労働省より「職場における腰痛予防対策指針」が改訂されるなど、関心が高まっている。株式会社ファンケルは腰痛とその原因や悩みについて、20代~60代の男女800名を対象にアンケート調査を実施した。■腰痛の原因は?サラリーマン生活にも潜む注意信号
1位「運動不足」、2位「日頃の姿勢」に続き、「デスクワーク」が3位となった。上位3つの項目は、いずれも働き盛りの年代に多く見られた。腰痛の原因として考えられやすい「運動不足」や「日頃の姿勢」という回答に「デスクワーク」という回答も肩を並べて多くあり、サラリーマン生活の中に腰痛の原因と考えられるものが多く潜んでいることがわかった。
同じ質問への回答の中で、30代女性は「ストレス」と回答した人が約40%と突出しているという結果が出た。全体で見た場合、「ストレスが原因」と回答した人は、20%程度しかいないのに対し、30代女性では、その倍の40%近くが「ストレスが原因である」と回答。全体的にストレスが腰痛の原因となっていると考えている割合は、男性よりも女性の方が高く、ストレスが腰痛の原因になるかどうかには男女差があるようだ。
■腰痛がひどくなると仕事の効率は平均40%下がる?
「腰痛がひどくなると、仕事の効率はどの程度低下すると感じますか」という問いに、腰痛経験者は平均で約40%(38.9%)程度効率が低下すると回答。「70%以上効率が下がる」「90%以上効率が下がる」と回答した人も併せて16.3%にのぼり、腰痛が仕事に与える影響がうかがえる。また、「あなた自身が我慢できないほど腰の痛みを感じるシチュエーションは?」という質問に、30%以上の人が「1時間以上のデスクワーク」に耐えられないと回答した。
■腰痛とは「10年以上の長いお付き合い」、30代以上腰痛持ち男女の66%
30代以上の男女に「あなたの腰痛との付き合いは何年くらいになりますか?(数値回答)」と聞いたところ、66%もの方が10年以上と回答した。非常に長期にわたり、腰痛に悩まされており、なおかつ腰痛は治りにくいともいえる。また、全世代に対する同じ質問への回答では、平均で約12年以上という結果になった。腰痛との付き合いは長期戦になることが多いことを考えると、軽く考えず、しっかりとした対策を講じたいものだ。
■腰痛経験者にも意識の格差?日頃から対策をしている人は80%
腰痛にならないよう、ひどくならないように心掛けていることを聞いたところ、腰痛経験者の約80%は日頃から腰痛対策を心掛けており、1人平均2.7項目の対策をしているのに対し、何もしていないと答えた人は約20%。痛みがあるにも関わらず、諦めて何もしない人が少なからず存在することがわかった。一方、腰痛経験がなくても45.3%の人は対策をこころがけていることもわかり、意識の差が明確になった。また、この質問で姿勢に気をつけていると回答した人が24.8%いた一方で、現在腰痛を感じている方の63.8%はご自身の姿勢を「とても悪い」または「やや悪い」と認識していることが分かった。調査の結果、現状の痛みから解放されるための対策意識はあるものの、サプリメントを飲むなどの内側からの改善を行っている人はまだまだ少ないようだ。
■ 腰痛の痛みから解放されるならいくら払う?・・・平均207万円
「腰痛から完全に解放されるとしたらあなたはどの程度の出費ができますか」という質問に対して、平均で「207万円払う」という結果となった。最大では5億円と答える人も。どれだけの出費をしても、腰痛の痛みから解放されたいという方もいるという程、腰痛の苦しみは大きなもののようだ。
【調査概要】
◇方法:Webによるアンケート
◇調査対象:全国各地20~60代の男女(各80名)
◇調査期間:2013年8月29 日~8月30日
◇回答者数:800名(現在腰痛あり/なし各400名)
アンケート結果についての信頼性にはいささか疑問はありますが
興味深い内容であることには違いありません
先ず『腰痛の原因』については専門家の間でも議論があり
明確な答えは見つかっていないようです
ただここに出てきた「運動不足」「デスクワーク」「ストレス」などは
確実に原因となりうる事項だと思います
「日頃の姿勢」は姿勢が原因なのか腰痛になるような状態だから姿勢が悪いのか
つまり原因であるか結果のひとつであるかは異論があります
私としては身体がいい状態になれば自然に姿勢もよくなるものと考えています
最近は「ストレス」が腰痛の原因として注目されていますが
これに関しては大きな原因のひとつに間違いないとは思いますが
「ストレス」がすべての原因であるかのような議論に関しては賛同できません
現に手術で回復する人も多くいますし
それ以外のアプローチで治癒する人もおられますので
あくまでも「いくつかの原因のひとつ」という位置づけが現実的な見方だと考えます
『腰痛の悪化で仕事の効率は40%低下する』
この数値を導き出すにはあまりにも基準が曖昧で
普遍性のあるものとは思えないのですが
ただ私が腰痛で歩けなくなったときを思い出しますと
心情的には充分理解できます
あくまでも痛みはその人個人のもの
誰にもわからないけど当人には嫌というほどわかってますからね
『腰痛とは長い付き合いになる』という項目はまったくその通りだと思います
非常に厳しい見方をすれば完全に治ることはほとんどなく
痛みが出なくなっただけのケースが多く
体調が悪かったり、疲れがたまってくると
腰痛持ちの人は高い確率で腰にくることが多いようです
いわば腰痛持ちの人は腰に弱点があると理解して
いかに普段から意識して腰痛が出ないような工夫や努力をするかにかかってくると思うのです
だから『80%の人が日頃から対策をしている』というアンケート結果には納得するのです
病院や整骨院、鍼灸や整体あるいはサプリメントやトレーニングジムなど
多くの対策には費用がかかるのが現実
でもお金をかけたからといってよくなるものでもなく
高価な食品を食べたからといって丈夫になるわけでもないのが世の中の難しいところ
私は工夫すればほとんどお金をかけずに予防できると思いますし
来院された方にはそういうアドバイスはいつもしています
金を使うこと自体は悪くありませんし
日本の経済にとってもいいことですが
いくらでもお金をかけずにやる方法はあります
むしろ大事なのはやる方の本気度
三日坊主では最初からやらない方がマシ
本気で永久にやるくらいの気持ちがないとたいていの人は脱落します
数ヵ月後に再び来院される方もけっこういらっしゃるのですが
当方としましては営業的にありがたいのですが
何度も腰痛に見舞われる本人さんはたまったもんじゃありませんからね
まあ、要するに本人さんの意識次第だと思うのですが…
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