« 夏の終わりに | トップページ | 乗車券 »

2013/08/27

プロとアマチュア

好きな音楽を聴くのはもっとも楽しい時間のひとつ
とりわけライブで聴くのはCDなんかとはまったく違う楽しみがあります
一番いいとこどりをしたCDよりもライブには緊張感があります
その緊張感に触れることができるのが何よりも楽しい時間

我々素人がプロの対して安易に「上手い」という言葉を使うのをためらってしまいます
その手の褒め言葉は対等以上の人間が言うべきもので
何がどう具体的に上手なのかと尋ねられても私には返答のしようがありません
少なくともプロとして飯を食っている以上上手くて当然だとおもうのです
もちろんプロとしての本人の自分に対する評価はことなるかもしれません

ただ私ら素人から見て感じるのは
それぞれのアーティストが強すぎるほど強い個性を持っているということ
あるいは「魅力」と置き換えてもいいかもしれません
彼らは上手くて当然、しかしそれだけでは飯は食えないというのも現実
上手で褒められるのは素人の間だけ
褒めてはもらえてもお金はもらえない
当然プロとして生活できるはずもありません

厳しい世界です
だからこそそういう世界の緊張感を
研ぎ澄まされた技量に反映しての演奏に感動できるのだろうと思います


あまり何でもかんでもいっしょくたにするのは失礼ですが
こう見えても我々のギョーカイもキビシイのです
技術云々の問題はともかくとして
なかなかコレ一本で飯が食えんのです
私もそうでしたが食えない間は夜中にバイトして…
こんなパターンが実に多い
あるいは別の本業でそこそこの稼ぎがあり
バイト的に整体をやっているパターンかもしれません

年に一度忘年会で集まる顔触れはそうそうたるもの
以前は新人からベテランまで多くの人たちが集まるも
最近は不況のあおりを食ってか生き残れる人も少なく
それぞれが苦戦を強いられていると風の噂を耳にします
そんな時代に涼しい顔をして全国から集まるメンバーを見てたら
それぞれがとても個性的な人たちばかり
タイプはそれぞれの先生方でまったく違いますが
雰囲気があるというか、オーラが漂うというか
相当の実力者ばかり

私も修業時代に競い合って稽古したもんですが
誰が上手いとか誰が下手だとか
そんな話をよくしたもんです
あの頃はあの頃で一生懸命だったんですが
それも所詮は師匠の元で修業中のひよっこばかり
「上手い」とか「下手」とか言ってたのってなんだったんでしょうか
自己満足に浸りたかったのかもしれません


今、いろんな人の演奏や歌を聴く機会が多いです
音楽って考えてみれば幼稚園のお子さんだって演奏はできるでしょうし
カラオケに行けば誰だって歌うことができ
またそこそこ上手い人もいるんですよね
でもそんな中、人に感動を与えて
その糧で生活を営み
何十年も過ごすということの凄さを感じずにはいられないのです

|

« 夏の終わりに | トップページ | 乗車券 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 夏の終わりに | トップページ | 乗車券 »