舌骨
言わずと知れたアルベルト・アインシュタインの写真
舌を出すお茶目な顔がとても印象的ですね
さてこの写真のように舌を出すだけなら私でもできますが
舌を出すという動きはどのようなメカニズムで行われるのかはあまり知られていません
実はこれも筋肉の作用により行われるのです
顎のすぐ下に舌の土台となる舌骨があるのですが
オトガイ舌骨筋が収縮することで舌骨が前に移動し
舌を出すことができるのです
舌骨はこのように馬蹄のような形をしているのですが
これがすっぽりと咽の形状にはまりこみ
触ってみても骨があることに気付かないのです
多くの人は甲状軟骨あたりと間違うかもしれません
そんな舌骨は他の骨と関節を形成することなく
いくつかの筋肉に引っ張られることで支持されるという特殊な骨です
だから舌骨に付着する筋肉のテンションによりバランスを損ないやすいことから
クラニオワークでも舌骨をリリースする技もあります
ちなみに舌骨の骨折は検死のとき絞殺の強い徴候として扱われるそうです
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