夏バテ
世間では「自律神経」を精神的なものを司る神経だと誤解されている方もおられますが
循環、呼吸、消化、発汗・体温調節、内分泌機能、生殖機能、代謝のような
不随意な機能を制御する末梢神経と説明されています
精神的なものとの関係性を否定するわけではないのですが
「自律神経=精神」という図式ではないのです
さてここで自律神経の話を持ち出したのは
体温調節と発汗作用の話をしておきたかったから
梅雨が明けて以来暑すぎる日が毎日襲い掛かります
この時期になると汗をかく機会が多いのですが
汗をかくときの気化熱を利用して体温を下げるというシステムにより
我々は暑い中体温を一定範囲にキープしようとします
その機能が許容範囲を超えたり上手く働かなくなると熱中症の問題も出てきます
そこまでいかないまでも毎日暑い中体温を維持するために
身体の中では相当頑張ってくれているのですが
夏の暑さは一日や二日では終わりません
30℃を超える日がひと月以上続くわけですが
汗をかいたり血管を広げて体温を下げる機能も
毎日使えばお疲れモードになったりもします
そうなると体温調節の機能のみならず
それらを司る自律神経全体に影響が及びます
これを夏バテと呼ぶそうです
今年は梅雨明けが例年より二週間程度早く
その分猛暑の到来が早かったせいか
暑さにやられてしまう人も少なくないようです
かくいう私もいささかへばり気味
なんとか無事に仕事はしていますが
タイトロープを渡るように毎日過ごしています
単純に暑さだけの問題ではなく
日中ずっとクーラーをかけた職場にいるもんですから
その温度差も身体には堪えるはず
上手くクーラーと付き合わないと快適さが命取りなんて笑えないですからね
ロングランになりそうな今年の夏
なんとか無事に乗り切れるように工夫しないといけません
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