使えるデータをつくろう
スポーツにおいて物事を感じ取る能力は重要です
対戦相手の考え、動きのクセのみならず試合全体の流れ
あるいは周囲の選手の位置や動きなど
一瞬にして理解しより有利になるように次の行動をとる
そういった判断なしに勝つことは困難です
レベルが高くなれば高くなるほどそういう要素が勝敗の行方を支配します
体力や技術力があってもそういった判断力の欠如は
実力を出せず惜しいところで負けてしまうかもしれません
いや、むしろフィジカル面だけではなく
咄嗟の判断力は実力の一部であると言っても差し支えないでしょう
だからこそ一瞬の判断に必要な感覚というものを
大切にしたいという気持ちは当然のことと言えます
ところがその判断が必ずしも正しいとは限らないのが
人間のやることの難しさなのでしょう
しかし己の感じたものを否定したり修正することは
よほど信頼に足るものでなければできないはず
「データ」というものは時には判断の基準になったり
自分の感じていたことに対する突き合わせをする客観的なものだと言えましょう
ただ問題はデータでも取り方いかんにより有効なものとなり得たり
場合によっては使えないデータであったりすることもしばしば
今月の特集は「使えるデータをつくろう」
脳しんとうは外傷に関係なく
軽微なものから重篤なものまでさまざま
しかもその判断は難しく現場で使える判断基準をデータ化するのは
回復過程をみたり競技復帰の判断にとても役立つようです
また統計学のセオリーもきちんと踏まえて
立体的な見方が必要であることには納得できました
ひとつの視点からのデータをバラバラに見ることの落とし穴もありうるわけですね
最後には人の判断があるわけですが
より客観的事実に則したデータを持つことは
判断そのものが正しいものになるかどうかの分かれ目のようです
連載コラム「からだことばに学ぶ知恵」
今回のテーマは「だらしない」
まさかこの言葉が逆さ言葉だとは思いませんでした
語源となる「しだら」っていったい何?
ナニッ?サンスクリット語だって…
意外に真面目に「だらしない」を考えてみました
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