最近気になっていることは足のそれぞれの指が
どういった役割を持っているかということ
手のそれぞれの指には異なった機能があり
小指と薬指は物を握るとき抜けないようにする働きがあります
ゴルフのグリップでもこれらの指でクラブを握り締め
それ以外の指は軽く握るにとどまります
人差し指と中指は細かい作業に適しています
豆粒を指先で移動させる場合これら二本を使えば
器用にこなすことができ
小指や薬指では妙な力が入ってしまいます
そして親指は物をつまむときそれ以外の指と合わせてつまむことができます
OKサインのように親指そのものはあまり大きい動きは見せませんが
人差し指や中指とで器用に物をつまむことができます
ちなみにサルはこういったつまむ動作はできないそうです
余談ですが最近まではガラケーで
親指を器用に使ってメールを打つ人がたくさんいましたが
あれなんかはもっと続けば新しい機能として定着したのかもしれません
さて手の指と同じように足の指にもそれぞれ違った機能があるのではないかと感じています
最近気付いたことは身体の安定性には親指と人差し指が機能するということ
空手道場の子供たちの動きを観察していると
これらの指、正確に言うと親指と人差し指の間の付け根部分
要するに下駄や草履の鼻緒の部分で着地すれば身体がグラつかないようです
反面小指側や踵(かかと)で着地すると重心軸がブレて
グラッとくる傾向があるようです
とりわけスピードを要する場合この傾向は顕著に見られます
この件に関して色々なところを調べてはいるのですが
明確な回答を提示してくれるものにまだ出会っていません
きっとしかるべき所で研究はされているのでしょうが
私の目に触れないだけなんだろうと思います
私の推測としては
親指と中指が中心的な存在となり
薬指と小指は補完的な役割があるのではないでしょうか?
私らがものごころついたころから靴を履くのは当たり前でした
西洋の靴というのは足全体を包み込み
厚みのあるソール部分で足底を保護してくれます
それはとてもありがたいのですが
これが足指の機能を低下させる要因となるのではと考えます
まで買ってはいませんが
暖かくなったら雪駄に挑戦してみようと思います
日本古来の履物はシンプルですが
足の機能を上手く使える履物なのかもしれません
「身体の機能と構造は相互に関係する」
オステオパシーの考え方もこう謳われていますが
親指の太さと厚み、人差し指の長さ
この構造は身体を支えるという働きに大いに関係しているようにも思えます
足の正しい使い方はそこから上の身体の動きの土台となります
この点に関しても足指の正しい使い方ができる人の
上体の動きはやはり違うように思います
ALL OR NOTHINGの話ではなく程度の問題であると捉えています
だから鍛える、練習するときのひとつのポイントとして
常に意識しつつ取り組む必要があると考えます
そうしていずれは意識せずともそれができるようになれば
正しい足の使い方が可能になるんだろうと思います
という仮説をたてておいて
自分で実験してみます
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