バランスを整える バランスを作る
整体とは「体を整える」と書きます
「乱れないように形をきちんとする」というのが「整える」という言葉の意味
我々はアライメントなんて難しい言葉で表現しますが
身体の整列性を本来あるべき正しい状態にすることが仕事となります
身体の構造は機能に密接な関係を持つというのがオステオパシーの考えにもあり
構造的なバランスが損なわれると機能低下を招いたり
そこから痛みが発生することもあるということです
それだけ身体の構造的なバランスって大事なんですけど
バランスといってもいろんな状態があると思うんです
皿回しのように一本の細い棒で皿を支えるバランス
2本の足で身体を支える人間のバランス
大きな尻尾と2本の足で支える恐竜のバランス
4本の足で支える動物のバランス
どれがいいとかじゃなくてそれぞれの環境に必要なバランスは異なるもの
元々のタイプは違っても動くことを前提のバランスって
じっとしているときより困難なものです
だからバランスにも量的なものがあると思います
細い柱よりも太い柱、3本の柱よりも4本の柱といったように
バランスを保つ上である程度の余裕が必要だと思います
身体のアライメントを整えれば身体のバランスが取れ
身体の不調や痛みもよくなります
しかしそれを支えるものがあまり頑強でなければ
短い期間で元通りになることだってあります
楽になったといってもぬかよろこびでは困ります
いい状態を長続きさせればいいのですが
なかなかそうはいかないもの
だからバランスを司るものを強くしなければいけません
我々ができるのはバランスを整えることまで
そして一度整ったバランスを長らえるためには
自分自身でそういった身体を作る必要があるということなんです
バランスが整い痛みがなくなるのは素晴らしいことです
しかしそれで万全というわけではなく
もっと余裕のある状態でバランスを維持しなければなりません
それはあなたの仕事ということです
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