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2013/02/19

テーパリングとピーキング

「練習は嘘をつかない」
スポーツの世界ではよく言われる言葉です
一生懸命練習した者は力をつけより勝利に近付きます
反対にいい加減な練習しかしなかった者は勝てるはずがありません
だからこそ勝利のために苦しい練習を重ねるのです
ただやみくもに練習すれば勝てるというわけではありません
考えなしに苦しい思いをしてもいけません
考え工夫し目的を持って正しい方法論を実行しなければ意味がありません
自分の理解を超えた部分に目をつぶり
自己満足に逃げ込むような練習は避けたいものです

練習は身体だけでやるものではありません
身体、心、知力などありとあらゆるものを最大限に活かした努力が前提になるのではないでしょうか?

Tj
月刊トレーニングジャーナル3月号

今月の特集は「テーパリングとピーキング」
私自身も今まで知らなかった言葉ですが
「テーパリング」とはを直訳すると「先細り」となるのですが
スポーツに世界では試合に向けて練習量を減らし調節することを言います
疲労を蓄積したまま試合に臨んでも結果は見えています
近年では練習量の調節は重要な要素として扱われています

「ピーキング」とは試合の時に体調をピークに持ってくる調節法をいいます
栄養をつけて疲労を残さないということをいくつかの項目に分け管理します

スポーツ科学という観点から
練習量と結果に関する相関関係をデータにすることも大切なようです
雰囲気だけでやるものではないのです

さらにコンディションの評価に分泌型免疫グロブリンAという抗体の測定を指標にするという方法もあるそうです
昨年のロンドン五輪でも採用されたメソッドで
私らの考えではまったく及ばないところまで研究は進んでいるようです

しかし試合時のコンディション作りはトップスポーツに限った事ではありません
子供たちや中高年のスポーツでもテーパリングやピーキングという考え方を導入しすそ野を広げることが大切です
個人個人で身体能力は異なります
画一的な方法よりも個人の能力に適したやり方を見つけることも必要だそうです


さて、今月号から「『やめろ』と言わない禁煙指導」という連載がスタートしました
いけないとはわかっていてタバコを吸うアスリートは少なくありません
しかしご存じの通り喫煙習慣はニコチン中毒によるものですから
そうそう簡単にやめられるものではありません
私もタバコをやめてちょうど5年になりますが
けっこう難しいもんなんですよ
吸わない人が頭ごなしに「やめろ」といっても逆効果というもの
かえって意地になってやめるわけがありません
必要なのは正しい理解と本人の決意
どのような方法の指導法が紹介されるか楽しみです


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連載コラム「からだことばに学ぶ知恵」
今月のテーマは「口車に乗せる」
数ある車の中でも乗った本人だけ行き先がわからないのが口車
誰もが騙されまいと警戒します
しかし騙す方はその上手を行こうとします
騙されないためには騙し方を研究する必要があるかもしれません

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