Born to Die
「サッドコア」というジャンルがあるそうです
ロックでも悲しさや寂しさというマイナスの情緒を
スローなテンポで表現するんだそうです
それでいて日本の演歌のように情念が湧きあがるような音楽ではなく
あくまでも淡々と抑揚もなく奏でられるのですから
盛り上がりというものはありません
人間って静かに聞かされると
聞き手の心の中で感情が増幅され
悲しさや寂しさを伝える手法としては
くどくない表現の方があるいは適しているかもしれません
ラナ・デル・レイはアメリカのシンガーソングライター
このアルバムは1年ほど前にリリースされたものです
表現は不適切かもしれませんが
落語のように登場人物の声色を変化させます
この人ってすごく器用なんでしょうね
何人ものボーカルがいるかのような歌い方をします
そういう点では表現力がずば抜けているんでしょう
抑制された印象が強い曲だから
声色の変化がクローズアップされます
物語性の強い音楽だと思います
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