« 雷雨 | トップページ | タコのバター焼き »

2012/08/24

膝窩筋

阪神・城島、左ひざ裏側肉離れ

 阪神は22日、前日21日の2軍戦で左ひざを負傷した城島健司捕手(36)が「左膝窩筋(しっかきん)筋挫傷」と診断されたと発表した。歩行が困難な状況で約1週間は安静にし、来週からリハビリを開始する予定。

 鳴尾浜を訪れた城島は本来は松葉づえが必要だったが、カメラの前では使わず、今季中の1軍復帰を諦めない考えを示した。

 「1試合1打席でも可能性があるなら。そこ(今季中の復帰)を目指してやってきたわけですしね。可能性がある限りはそこに合わせてリハビリを続けていきます」

 前日21日のウエスタン・中日戦(鳴尾浜)の守備中に負傷。左ひざ裏側の肉離れと診断された。過去2度、半月板の損傷でメスを入れているが、「再発ではない」と断言。今週中は安静が必要なため自宅療養し、来週28日に鳴尾浜で状態確認を行ってから、リハビリを再開する予定。

「膝窩筋」といえばかろうじてその存在を知っている程度でした
あまり詳しくない解剖生理学の本だとスルーされるくらいマイナーな存在ですもんね
なんとなくでしか覚えていなかったので調べてみると

Sikkakin

膝窩筋の作用は膝関節の屈曲と内旋
膝関節は屈曲・伸展だけしか動かないと思ってる方もおられるかもしれませんが
わずかながら内旋もします
前に膝関節が最終伸展時に不随意に外旋運動が起きる
「SHM(スクリュー・ホーム・ムーブメント)」についてお話をしましたが
膝の遊びとも言える内旋・外旋の運動が
膝のスムーズな動きに寄与しているわけです

今回の城島選手の膝窩筋筋挫傷も
このような膝の余裕がない中で負担をかけ続けたのが原因ではないかと予想されます
半月板が損傷したなかでハードな動きに対応するだけの内、外旋の余裕を確保することのむずかしさを改めて思い知らされるわけです
半月板の手術をして腰椎椎間板ヘルニアの手術をして
あたかもけがをする元の状態之戻ったかのように思われがちなのですが
決してそういうことではありません
欠損した半月板は元に戻ることはありませんので
その環境から新たな身体のバランスを構築していかなければならない
その困難さが椎間板ヘルニアであったり今回の筋挫傷を起こした原因なんだと思います

今シーズンの復帰は難しいでしょうが
いまさら出場してもどうなるもんでもなさそうなので
時間をかけて全体のバランスを整えてから来シーズンの復帰を目指してほしいと思います

それにしてもスポーツ紙を見ていると
たまに勉強になることもあるもんです

|

« 雷雨 | トップページ | タコのバター焼き »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 雷雨 | トップページ | タコのバター焼き »