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2012/06/12

腹横筋と多裂筋

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(画像:動きの解剖学Ⅰより)

左の図が腹横筋で右の図が多裂筋です
腹横筋といえばお腹の周りを筒状に囲む筋肉ですが
これを収縮させることで息を吐くことができます
いわゆる発生などの腹式呼吸のときに活躍する筋肉です

そしてもうひとつ大切な役割があるのですが
それは腹横筋を収縮させるとお腹の中の空気圧が上がり
体幹を安定させる作用があります
自転車や自動車のタイヤでもそうですが
空気圧が下がると不安定な状態になり
走行に支障をきたすこともあり
程度によっては特定個所に負担がかかりタイヤがバーストすることさえあります

一方の多裂筋は脊椎分節の安定させる働きがあります

身体が動くとき筋肉が収縮することにより
てこの原理で関節に作用し骨が動くことが基本原理となります
しかし動きといっても素早い動きもあれば
高負荷の力強い動きもあります
先ほど申し上げた通りてこの原理で動く以上
支点に大きな負荷がかかります
この場合の支点は骨と骨がジョイントする関節になるのですが
長年関節に大きな力が加わるといずれは何らかの障害が発生します
そのリスクをできる限り抑えるためにより安定性の高い状態を作り
負担を軽くしてから動こうとする動きの仕組みが近年研究されています

とりわけ体幹の安定機構に大きく役立つのが腹横筋と多裂筋
ローカル筋とグローバル筋という筋肉の分類があるのですが
(この話をすると難しくなるので割愛します)
ローカル筋である腹横筋と多裂筋はとりわけ注目されていて
多くの論文などで取り上げられています

腰部には大きな力がかかり
より高い安定性の中で動かないと障害が起きる可能性が高くなるわけです

従来は直接動きにかかわる相動性グローバル筋や
俗に言うインナーマッスルを含む姿勢保持のグローバル筋が注目されてきた中
新たな研究で「動き」と「姿勢」の関係性が明らかになりつつあります

当然私としても施術対象と施術手順にそれらのことを考慮しないといけません
似たような関係は肩関節にもあるそうです
いろいろ試してみます

以上、備忘録として…

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コメント

こんにちわ!

腹横筋と多裂筋、なんだか、初めて
聞いたかも。
今日は、難しいお話ですね。(^^ゞ

曇りや雨の天気予報が出ていたのが
晴れると、何だか嬉しい私です(笑

投稿: うさうさ | 2012/06/12 12:19

たまには難しい話もしておかないと自分が何者なのかわからなくなるときがあるんです(笑)

こっちは朝からシトシト降り続いています

投稿: ひろ | 2012/06/12 12:30

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