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2012/02/14

ダイナミック

「ダイナミック(dynamic)」という言葉を調べてみると
「動的なさま。力強く生き生きと躍動するさま。」
という説明が書かれていました
スポーツなんかで「ダイナミックな動き」というような言い方をしますが
動きの大きさや躍動感を感じたときにこの言葉を使います
ヒトの身体は常に動いています
じっとしていようが寝ていようがいつ何時でも動いています
外見上からは動いているように見えなくても
身体の内側では多くの器官が動いています
心臓が動いているのは皆さんご存じですが
その他の内臓も微細ながらも動いています
オステオパシーには「一次呼吸」という概念があって
頭蓋骨から脊椎そして仙骨まで一定のリズムで動くと言われています
頭蓋骨の動きなどは最大で0.2mmと言われていますので
シャーペンの芯の直径の半分以下という極めて小さい動きですので
普通動いているかどうか認識できないのが当たり前です
それ以外でも身体中を駆け巡る毛細血管も血管が広がったり狭くなったりして血液を運ぶわけですから体中いたるところに動きがあるのです

それぞれの動きにリズムがあったり強さがあります
普段は一定のリズムや強さで動いているのですが
いつも同じかと言えばそうではありません
呼吸や心臓の動きは運動しているときは激しく
安静にしているときは緩やかになります
それぞれの器官が働かないといけないときには活発になり
そうでないときは動きは穏やかになります
不必要なところに不必要なエネルギーを費やすのは効率的ではないからです

「動き」は「働き」と言い換えてもいいでしょう
働いていることはその器官が生きていることの証でもあります
動けばそれでいいというものではありません
適正なリズム、適正な力、あるいは臨機応変な適応力も必要かもしれません
それらが備わった動きこそが「ダイナミック」という形容に値するものだと思います

逆に動いていはいるけど弱々しい
動いてはいるけどリズムが狂ってる
あるいは環境の変化に対応できない
こういう状態は問題です
不活性な動きそのものがイコール病気というわけではありません
ある程度ひとつ以上の部位にまとまった不活性が生じるといずれは病気になるかもしれません
動かなくなるということは即ち「死」を意味します
そして鈍い動きはそちらの方向に近づいていることになるのです
だからそれは困るのです

「未病」という言葉があります
読んで字のごとく「いまだ病にならず」という状態を表した言葉です
病気ではないけれども身体の調子が悪いとでも言えばいいのでしょうか
調子が悪いと認識できない場合もあるかもしれません

原因不明の体調不良を訴えるケースでは
このような身体の動きが鈍いという場合もあるようです
(すべてのケースがそうであるとは限りません)
病気とは認定されなくても確かに身体がしんどい
身体の中でダイナミックに動くべき器官が適切に動いていない
そういうところを見るのも大切なことだと思うのです

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