UTOPIA
昭和を代表するナレーターに徳川夢声という人がいました
その方の有名な言葉に「間は魔なり」というのがあります
朗読だけに限ったことではありませんが
「間」というものの存在は実体を立体的なものにするばかりではなく
何もないはずの「間」というものの存在まで生み出してしまいます
「間抜け」という言葉もありますが
間がないということは全体の価値までも損なうのです
この人のピアノには「間」がある
そう評するのは一緒にツアーを周っている小林桂
穏やかながらも深みのある演奏は間を使いこなすからなのかもしれません
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