ワイル博士のナチュラル・メディスン
世間では西洋医学がいいとか東洋医学がいいとか言う人もいます
アロパシーにホメオパシーなどあたかも対立概念であるかのような印象もあります
要するにそれぞれが病気に対するアプローチに他ならないのですが
どうも近づきすぎるとひとつのものしか見えないという問題点もあるように思うのです
広く分析してその人の状況を把握して一番適した療法を用いられるのは当然のことであって、治療する側の事情というのは問題外のように思うのです
ましてや利己主義や我田引水の考えに基づく論争などもってのほか
そんな感じじゃないでしょうか
19世紀以降進化を遂げ多くの病気に対処してきた西洋医学
細菌やウィルスの研究に関しては人類の歴史を変えたといっても過言ではないと思います
しかしながらそれが病気のすべてではありません
多様化する病気に対して必ずしも有効とは言えない現実があります
旧来の療法も含め様々な観点からのアプローチは時代のニーズかもしれません
食べることや運動などの日常生活から病気に相対する考え方は
今となっては浸透しつつあるでしょう
1990年代に出されたということもあり若干情報の古さも感じますが
次々解明される新しい情報も大切ですが
先ずは本書のような発想で暮らすことが先決です
各種療法についての記述もあり
ヨガなどに注目されるあたりはさすがです
オステオパシーについての記述もあり興味深く拝見したのですが
クラニオセイクラルセラピーの説明ではどうも一次呼吸と二次呼吸を混同なさっておられるように思いました
ちょっと残念ですが、なかなか二種類の呼吸という概念は一般には理解できなくて当然ですもんね
以前にワイル博士の書かれた「癒す力 治す心」買ったのですが
途中まで読んでそのままほったらかしになってました
こちらの方も読まないと・・・
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コメント
難しい事はわかりませんが、西洋医学と東洋医学、症状に応じて、それぞれの良いところを生かして治療して頂きたいと思っています。
投稿: persian | 2011/05/10 06:43
西洋医学でもひとくくりにはできないのですが
それぞれの医療にそれぞれの目的や効果があります
自分に必要な要素を理解したうえで適切な方法を探るのが理想的かもしれません
投稿: ひろ | 2011/05/10 06:53