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2011/03/08

尺骨

腕というものは肩から延びているのは皆さんご存じです
腕はおおまかに上腕部と前腕部に分かれ、その先に手がついています
この3つのパーツを上肢と呼びます

上腕部と前腕部は肘という関節で結ばれると同時に曲げ伸ばしができます
前腕部と手も手関節で結ばれ同じく曲げ伸ばしができます

Img128
(動きの解剖学Ⅰより)

ここで注目したいのは前腕部ですが
とう骨と尺骨という二本の骨から成り立ちます
単に肘や手首の関節の曲げ伸ばしの目的だけなら二本の骨は必要とはしません
なのに二本の骨が存在するのには理由があります
それは二本の骨を使って前腕部を回すこと
二本の平行した棒をねじるように交差させるとわずかに回転が生じ、これを「回内」と呼びます
例えばドアのノブを持って回す動作はこの動きを利用するのです
このとき肩付近で回しているようなイメージがありますが
ドアのノブを持つとき肘は軽く曲げているはずですので
肩を回してしまうと手はノブから離れてしまいます
つまり肘から先で回していることになります
ついでに言っておきますと手首は曲げ伸ばしの動作のみで回すことはできません
論より証拠、自分の手首を反対の手で握りしめ動かないようにして手首を動かすとわかりますが屈曲と伸展しかできません
後わずかに横に動きますけど間違えても回ることはありません

このように前腕部が二本の骨から構成される理由は回内という動きを可能にするためだといえます

ちなみに尺骨の名前の由来はほぼ一尺(30cm強)という長さからきていると何かの本に書いてました

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コメント

こんにちわ!

今日は、難しいお話ですね(笑
ドアのノブを持って回すにも、こういう
原理と言うか、そういうのがあるんだ。
改めて、そう思いました。

お天気の良い今日は、朝から、気持ちも
晴れ晴れです。
こんな日には、晩御飯の日本酒が、また
楽しみなものです。

投稿: うさうさ | 2011/03/08 15:51

たまにはこういう話題もないと何のブログかわからなくなりますので・・・(笑

意外に自分の身体の動きに対する構造って知らないことが多いですけど
橈骨と尺骨の関係も知らない人が多い部分です

今日もそこそこ寒いですね
熱燗がよろしいなぁ

投稿: ひろ | 2011/03/08 15:57

毎日ほんとにすごいなぁと感心しながら読ませていただいてます。しかし本業のブログはやはりフムフムと勉強になります。
そういえば尺骨の長さが一尺というところを読んでいて、何十年も前に尺骨の長さとその人の足のサイズが同じという話をきいたことがあります。
私の脚のサイズは24センチで肘を折曲げたところから手首までも24センチです。ちなみに足を尺骨に合わせようとしましたが体が硬くなっていてくっつかないbearing

投稿: ゆうみん | 2011/03/08 19:03

いつもご覧いただきありがとうございます

確かに私も手首から肘までが足のサイズと同じだというのを聞きました
ずいぶん昔のことなんで忘れていましたがそんな記憶もよみがえってきました

ゆうみんさんのブログの方が専門知識による有益な記事が多く感心しております
私の方はつまらない話が多くてどうも・・・(汗)

投稿: ひろ | 2011/03/08 20:22

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