タイミング
こんな小話があります
「鶴は千年、亀は万年」という言葉を聞いてカメを買ったら翌日に死んだので買ったところで文句を言うと「ちょうど今日が一万年目」とやり込められたという古典的なお話です
出生証明もないわけですから誰も一万年目かどうかはわからないところがこの話のミソのようです
物事にはタイミングというものがあり
同じ行動をしても上手くいくときもあれば
裏目に出ることもあります
バッターが力強くスイングをしてピッチャーとのタイミングが合えばホームランになることもあれば、タイミングを外されるとクルッと一回転して空振りすることもあります
同じスイングをしても結果的には正反対
我々の仕事とて同じこと
一生懸命にやっても結果が出ないこともあります
逆にたいしたこともした覚えもないのにあっさり楽になることもしばしば
こんなことを言ってしまうと身も蓋もないのですが
現実にはそんなもんなんです
身体のタイミングと表現すればいいのでしょうか
やはりそのときによって身体の調子の善し悪しは間違いなくあります
身体を鍛えるためには運動をすればいいのは誰もが知ることですが
風邪を引いて体調が悪いときに運動をすると逆効果なのも常識
当然タイミングは必要なわけです
私らが現場において難しいのはどういうタイミングかを見極めること
何らかの施術をするのは前提ではありますが
より高い効果を求めるために今のこの身体にはどこまでやればいいのかを判断しなければなりません
場合によっては施術そのものが有害になると判断すればお帰りいただくことさえあります
弱り切った身体に急激な刺激は禁物
最初は低刺激なところから入る方がいい場合もあります
一回の施術ではムリだと判断した場合
数回の施術で様子を見ながらだんだんとやる時間を増やしていったり
使う技も変わっていくこともあります
元気なときでも病気やケガのときでもリズムやタイミングが必ずあります
やる側の一方的な施術ではなく
リズム、テンポ、タイミングなど
時間的な要素も考えながら施術することを心掛けないといけません
| 固定リンク
コメント
こんにちわ!
タイミングって、色んな事に言えますね。
ひろさんのお仕事は、また、見極めることが
大切なのでしょうね。
リズムも、これ、なかなか大事ですね。
投稿: うさうさ | 2011/01/27 15:50
日常のどんなことにもタイミングの善し悪しってありますよね
同じような作業をしてても正反対の結果が出るから怖いです
投稿: ひろ | 2011/01/27 15:55