アーユルヴェーダの知恵
一説によると漢方に大きな影響を与えたともいわれる
インドの古典的医学体系アーユルヴェーダ
19世紀から20世紀にかけて大きく発展した現代の西洋医学の影に隠れてはいるものの、その独特の発想で西洋医学の補完をしようとする人も少なくないそうです
今この本を読んで具体的にどうこうしようという気持ちはありませんが
古典的な物事の捉え方や哲学は参考になりそうです
ヒポクラテスの時代から古典的な医学体系は人間そのものに対する分類が多く存在します
そのあたりは病原菌やウィルスを主体として発展を遂げた現代医学とは対照的
日本でも野口晴哉先生が「体癖」という分類を構築されましたが
アーユルヴェーダにも「ドーシャ理論」があります
表面だけ見ると占いの分類のようにも思えますが読み進めると科学的な根拠もあり多いに納得させられる要素もあります
ともすれば現代医学が科学的でそれ以外ものもは非科学的だとするイメージもありますが必ずしもそうとは限らないように思います
どちらかというと現代医学がミクロでアーユルヴェーダなどがマクロなものの見方をしているのが一番大きな違いなのかもしれません
あえていえばどちらがよくてどちらが悪いかというのも無意味に思えます
アーユルヴェーダはインドの古典医学ということでヨガとも密接な関係があり、瞑想に関する記述があります
その中で禅でいう「無の境地」や瞑想でいう「三昧境」を「絶対静止の状態」と説明されます
私としてはクラニオセイクラル・バイオダイナミクスの名著「スティルネス」でいわれる「スティルネス(静止)」と同義じゃないかと思うのです
どう解釈するかは人それぞれだと思うのですがクラニオセイクラル・ワークには東洋思想を礎とする先生方も多くおられるようなのでまったく無縁だとは考えられないのです
アーユルヴェーダをググってみるとハーブやオイルを使用した癒し系サロンのような業務形態のお店?が多いようですが、基本的にそういうのにはあまり興味がありません
むしろどういう発想で病気や人を見ているかは参考になりました
| 固定リンク
コメント
はじめまして。
ためになるブログ拝見させて頂きます。
宜しくお願い致します。
投稿: 象橋雄一郎 | 2011/01/21 17:46
ご同業でいらっしゃるんですね
また気がついたことがあればお教えくださいませ
学生時代は毎年志筑で合宿をしていました
懐かしいです・・・
投稿: ひろ | 2011/01/21 19:14