皮膚運動学
今月号の月刊スポーツメディスンの特集を読んで急いで取り寄せました
現代の手技療法の歴史といえば骨格系の構造からはじまります
(異論もありましょうがスルーしてください)
カイロプラクティックのD.D.パーマーらが
骨格の歪みが病気の原因となるという着眼点で身体構造を中心に多くの手技が生まれました
その後筋肉の拘縮なども注目を浴び
近年では筋肉を包む筋膜を含めた手技が現れました
その流れで単に構造上の問題として扱われていたのが
次第に機能と構造を合わせて考える手技が提唱されるに至りました
(ここも異論があるでしょうがスルーでお願いします)
さらに本書によって皮膚の機能や構造までがその中に入ろうとしています
少なくとも私の中では目からうろこ
今まで考えてきたことが間違っていたというのではありませんが
皮膚というもうひとつの大きな要素が加わったので
とても画期的な発想であることだけは確かで
今まで疑問に思っていたことも皮膚の機能を踏まえて考えると納得がいきました
現実問題としても使える内容だと思います
いくつかの事例において効果を確認しております
もちろんすべての事象が皮膚の問題として片付くわけではありません
むしろ皮膚・筋膜・筋肉・骨格ときちんと整理して考え
その関連性を模索することにより問題解決の手掛かりになるのではないかと思いました
しばらくこの本にははまりそうです
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コメント
とても面白そうですね〜!
知る喜びを満喫されて文章が嬉しそうです
建造物の土壁などもそうですが雨風を防ぐ以外にも
温湿度調整や構造体としての剛性に寄与していたり
無駄なく良く活用されていますが
ことによると無意識に自分の身体を模倣したのかもしれませんね。
投稿: アルティマ | 2010/12/12 12:44
さっそくこの本に書かれていることを試したら効果が上がりました
結果が出るということはみんなが幸せになるということですからね
しかもこの本2940円というお値段
2万円近くする本でも役に立たないものはいくらでもあります
CPでも群を抜きます
建築物の壁も動物の皮膚も身を入れておくためのパッケージではないんですね
なんでもっと早くこういう事実に気がつかなかったのか?
そんなふうにさえ思えてきます
投稿: ひろ | 2010/12/12 14:19