側頭筋
(教育用画像集より)
食事を食べるために顎を動かして物を噛み砕く役割をする筋肉を咀嚼筋といいます
その中でも閉口筋といって口を閉じて物を噛み砕く筋肉で主なのは
上の図にある側頭筋と咬筋の二つです
(ウィキペディアより)
その中でも側頭筋は側頭骨から下顎骨に付着して噛むことと下顎を後方に移動する働きを担います
これから咀嚼のメカニズムを紹介しようというわけではありません
側頭筋が私にとって今年一番印象深い筋肉なんです
今年の5月6月と連続で下顎に残っていた左右の親知らずを抜いたのですが
抜歯したすぐ後に頭を触っていると
どうもこの側頭筋が緊張しているようで
触れてみると何とも言えない痛みが走りました
そこでクラニオワークを使って自分で緩めてみたところ
翌日には特に腫れあがることもなく楽に過ごせたのです
下の親知らずを抜くと後が大変だと周囲から聞かされていたので
戦々恐々で歯医者さんに行ったのですが
たぶんこのおかげで事なきを得たんだと自分では思っています
たった2回の自己治療だけでどうこう言うつもりはありませんが
けっこうこういうときには役に立つことがわかりました
そこから顎関節と側頭骨、そして蝶形骨との関係もなんとなく見えてきたような気がして
そういう要素をクラニオワークの施術中にも活用するようになりました
なかなかこういうことを身をもって体験する機会もないもので
親知らずの抜歯もあるいはケガの功名だったのかもしれません
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コメント
こんにちわ!
これって、顎関節症の私にも、少し、
関わりがあるのかな?
親知らずの抜歯も、ひろさんのように
知識がおありになると、違いますね。
投稿: うさうさ | 2010/11/16 10:16
人それぞれ症状の原因も違いますので一概には言えませんが
顎関節症はこれらの筋肉がかかわる可能性大でしょうね
私もわけがわからず何でもやってみたらとりあえず無事に済みました
下手な鉄砲なんとやらというやつです(笑
投稿: ひろ | 2010/11/16 10:22
何かあった時、自分で自分の体を治療できるというのが、治療家の特権のようなものですからね。
です。
自分で自分を治療しつつ、その結果から治療のアイディアを掴み、それを臨床にも反映する──まさに究極の自家発電的勉強法
…うまく自分が治らないと、ちょっとヘコみますが…。
投稿: sokyudo | 2010/11/16 17:35
自分でできない手法も多いので苦労します
治してくれりゃ誰だっていいんです
そういう価値観が身に着いたのも自分が痛けりゃこそです(笑)
おっしゃる通り自分の身体で感じたことを臨床に反映するときの感覚の鋭さは本で覚えた技法のそれとは雲泥の差です
そのために不摂生を重ね、いつでも自己治療の機会を窺っております
まさに臨床家の鑑だと誰も言ってはくれないので自分で言っときます
投稿: ひろ | 2010/11/16 18:13