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2010/11/24

病気に対するアプローチ

その分類が正しいのかどうかわかりませんが
医学といえば西洋医学に対して東洋医学がある
そんなイメージが世間にあるようです
西洋医学が病気に対して科学的な薬や手術を用い
病気の原因を直接的に取り除く
そして東洋医学は人が持つ自然治癒能力を引き出し
それで身体の機能を正常にする事により病気が自然に治る
そういう印象をお持ちの方が多いでしょう
これはあくまでも両者のイメージの問題であって定義付けではありません

アメリカ発祥でヨーロッパを中心に発展したオステオパシーもまた西洋医学ということにはなりますが
その考え方は東洋医学のそれに極めて類似しています
そういう点では世間でいわれる西洋医学と東洋医学という分類に対してひと言申し上げたいところではありますが、カテゴライズにこだわってもあまりメリットがなさそうという極めて現実的な理由から、ここではスルーいたします

最近、私が考えているのは両者の違いは病気に対するアプローチの方向に違いに由来するにではないかと思うのです
どういう方向かといえば病気に対してどうすればこれを直接的に退治できるかという考えにたった手段が多いのが西洋医学で
どうして病気になったのかという過去の問題に遡って考え、そこで足りなかった物を補うという方法を取り入れた手段として用いることが東洋医学に多いように考えるのです
別に両者をそのように決めつけて喜んでいるわけではありません
本来は両者は対立概念ではありませんので
上手くミックスした手段も現実に存在するようです
しかしながらそれぞれの医学の発展の過程でそれぞれ異なった発想で進化していったように思うのです

もちろんどちらが良くてどちらが悪い
そんな単純な発想も馬鹿げています
それぞれが人類の歴史に大きく貢献したことは歴史が証明しています

ただただ具体的なケースにおいてそれぞれ異なったアプローチの方法があることを念頭に置いていれば選択肢は少なくとも増えるわけですからね
さらに言えばどちらが好きかという問題よりも
どの手段を選択すればもっとも有効に問題解決を図ることができるか?
それを指標として考えることが大切なんじゃないでしょうか・・・
少なくとも我田引水の発想は論外だと思います

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コメント

こんにちわ!

今日は、ちょっと寒いなと感じます。
キーボードを打つ手も、ちょっぴり
かじかんで(これ、共通語かな?)
さっき、また、コーヒー飲みました。

東洋医学は、人に優しいというイメージ
何となく、あります。

投稿: うさうさ | 2010/11/24 11:24

今日は午後からも気温が上がりませんでしたね
これから週末にかけてもっと冷え込むみたいです

優しいかどうかはそれを使う人によって決まると思います
東洋医学だからと言って無条件で安全ということではありませんからね

投稿: ひろ | 2010/11/24 16:08

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