毎年寒くなるこの季節になると同じようなことを言ってます
こちらのブログでも何度か話題にしたはずです
何の話かといえば「寒い」と「冷える」というのは違うことであって、必ずしも一致するものではないということです
寒い季節になると身体が冷えやすくなるのは事実ですが
これをイコールの関係で捉えてはいけません
カエルやヘビなどは変温動物ですので
外気温が下がると体温が下がり活動ができなくなります
もうそろそろ土の中で眠っているかもしれませんが
寒い季節になると身体が冷えてしまいます
それに対して我々人間は恒温動物といって外気温が上がろうが下がろうが、ある範囲内で一定の体温を維持する機能を持っています
冒頭に申し上げた「寒い」と「冷える」のがイコールの関係になるのは変温動物の話であって、恒温動物の我々は気温が下がって寒くなっても体温が一定に保たれるのが原則なはずです
それでも寒い時期に身体が冷えて体調不良を引き起こすのはそれ自体異常なことだと知っていただきたいのです
例えば若い元気な人は寒くなっても冷えるということを知りません
傾向としてはだんだん年をとって元気がなくなってきたころから冷えを感じるようになります
だから身体が冷えるということは体温調節機能が低下したことに問題の本質があります
寒くなって厚着をするのはいわば常識ですが
冷えやすい身体の人はいくら着こんでも冷えてしまうということもよくあります
これは身体の中が冷えているのであっていくら着こんでもその本質的な問題を解決しないと身体が温かくなりません
それと衣服は常温です
つまり冷えた身体を温める積極的な効果はなく
これ以上冷えないように体温が奪われるのを防ぐ消極的効果しかありません
それはそれで大切なことなんですが
体温調節機能が低下したままの状態は放置しておいて
衣服や暖房だけで問題を解決できるはずもありません
一番言いたいことは代謝能力を上げるような努力もしていただきたいのです
体温を生みだす機能を担うのは筋肉や臓器です
とりわけ骨格筋は代謝の40%を生みだします
つまり筋肉の量が多ければ代謝量も増えるというわけです
年をとって元気がなくなってきたころに身体が冷えやすくなるのは筋肉量が落ちたからというパターンにはまっているからなんです
もちろん原則もあれば例外もあります
今私が申し上げたことが問題のすべてとは限りません
しかしながら筋肉量が落ちて身体が冷えやすくなるというケースは圧倒的に多いのです
身体の外に服を着るのもいい方法ではありますが
長い目で見れば身体の中に温かい筋肉をたくさんまとった方が温かくなりそうに思いませんか?
運動をしてすぐに筋肉がつくわけはありません
でもじっとしてたら現状維持さえできず衰えていくのは誰もが知る事実でもあります
10年後、20年後に今と同じ状態でいられるはずもありません
それがわかってもらえるなら気長に運動を続けて
寒くなっても冷えを感じない身体にすればすごく若返ったような気がするんですよ
私も数年前に身体の冷えを感じだし、基礎体温が下がっている事実に気付いたのは一年に何度も風を引いたからです
それから年数をかけて冷えにくい身体を作ったのですが
ここ1~2年は雪の降る寒い日でも冷えるという感覚がなくなったんです
もちろん体温が上がって以来風邪を引いたこともありません
これは体験した私にしかわからない感覚です
身体が楽ですよ
最近のコメント