敬天愛人
「天を敬い、人を愛せ」
西郷隆盛公の言葉です
稲盛和夫さんが新刊を出され、プレゼントしていただいたとき
中にこの言葉が書かれた紙がありました
もちろんコピーですが・・・(笑)
プリミティブな思想を経営理念に掲げ
価値基準にされてきた稲盛氏
いい言葉を掲げても実行できないのが人の弱さ
「論語読みの論語知らず」になるのが普通なのかもしれません
しかし稲盛さんに限らず名を残す人はそれを実行されるところにその人の素晴らしさの本質があるように思うのです
「天を敬う」というのは自然の摂理に従うことだと解釈しています
科学や文明が発達し、人類は生活においても昔ではありえないことさえ容易にできるようになりました
私はまだ行ったことありませんが、月に行けるようになりました
小学生の頃アポロが月面に着陸し人が降りたったのをテレビで見ました
万博では遠巻きに月の石を見ました
淀川の河原で拾ってきた石だったとしても私には見分けはつかなかったでしょうが、当時の私は実に素直にそれを受け入れました
人類が宇宙にでた第一歩でした
でもそれは月を支配したわけでもなく
宇宙のことがすべてわかったわけではありません
世界中が興奮して注目した出来事もほんのわずかなことだったのです
将来宇宙で暮らすという夢はスペースシャトルに換わった現在にも受け継がれてきましたが、実現できるというレベルからするとまだまだ課題が多いというのが実状
それだけ「天」の偉大さが逆に見えてこようというものです
医学もまたしかり
発達・発展は間違いなくしているものの
人の身体で起こる森羅万象を理解し把握するにはほど遠いというのが現実
ここでもまた足りない部分においての判断が難しいところ
自然に対し傲慢になると見誤ることもあります
そんなときにこそ謙虚になって自然の摂理に問うてみるのも大切なことなんだと感じます
普段からそういう姿勢を持つことがその前提になるはずです
いつもこの言葉を見るたびにそんなことを考えたりします
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コメント
物流のトラックに、敬客愛品とかかれてある会社があります。
見る度に「うまいこと言うなぁ」 と感心してます。
天は偉大 お客様も偉大
なるほど〜
私は敬夫愛麺を検討してみよかなと思います。
投稿: うどん好きのあゆ | 2010/09/10 12:50
驕る心の上には成功はありえないということなんでしょうね
いつも謙虚な気持ちでいれば麺も大盛りサービスしてもらえるというものです(はき違え汗)
投稿: ひろ | 2010/09/10 12:54
こんばんは♪
西郷どん、いい言葉を残しましたね。
いい言葉ですね♪
同じ時代にかかわる「篤姫」が言う言葉
「一方聞いて、沙汰するな」。
私、この言葉好きです。
常に心がけようと、努めています。
投稿: chipa | 2010/09/10 20:37
「一方聞いて、沙汰するな」というのいい言葉ですね
とかく狭い範囲での見聞で謝った判断をしがちですからね
島津家には家訓というか代々ためになる人生訓がいくつもあるそうです
投稿: ひろ | 2010/09/11 07:07