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2010/09/15

半月板損傷

以前もここで半月板損傷に関する記事を書きました
ただ説明不足で誤解を生じかねない内容であるためもう一度書いてみることにしました

Img018Img019

半月板とは脛骨 の上部にある大腿骨のクッションの役割をするC字型の関節円板です
このクッションのおかげで体重による負荷を分散することにより効果的に吸収することができます

Img020

膝に捻りながらの負荷がかかる場合に損傷することがあります
この場合手術では切除するか縫合するかの方法がとられますが
半月板自体に血行が乏しいことから縫合したからといって
必ずしも再生するとは限らないのです

さて以前私がここのブログで申し上げたのは
整体などの手技療法で損傷した半月板を元の状態に戻すことはできないということであって、痛みを軽減したり保存療法や手術後のリハビリの一環として役に立つことまでを否定しているのではありません
現実にそういったニーズもあり施術をさせていただいたケースは何度かあります
結果的に楽になり手術することなく過ごしておられる方もいれば、手術後のリハビリのお手伝いもさせていただいております
ただ良好になった結果だけを取り上げて殊更に半月板損傷が整体で治ったというのは違うと思います
むしろ痛みが取れただけで半月板の状態は何ら変わることはなく
将来的な危険性を一時的に回避したという程度の表現が適切だと思うのです

さてさて・・・
話が横道にそれましたが
ひとつだけ大事なことを忘れてはいけないのは
半月板自体には痛みを感じる神経は通ってはおらず
半月板が損傷してもそれ自体で痛みを感じることはないということです
だから半月板損傷でも膝に痛みの原因が必ず半月板にあるとはいえないわけです

例えば半月板損傷時には前十字靭帯も同時に損傷するケースも多いそうです
また慢性的な状態で半月板を損傷する場合でも軟骨の問題も同時にあったりします
そういった環境を作り出す原因としてハムストリングの筋拘縮も考えられ
現実問題として筋拘縮を取り除くことにより痛みを軽減できるということもあります
要するに個々のケースによって痛みが発生している環境も違えば、痛みが発生する原因も異なるということです
だから手術するに際しても紋切り型で手術することは少なく
いろんなケースを想定しつつ、方針を決定するのが普通だそうです
(このあたりは聞き伝えの情報ですが)

手術で半月板を切除したからといって
すべての痛みの原因が取り除かれるとも限りません
また手術による侵襲も想定されます
そういったことに対してリハビリも行われますが
時間をかけて自分自身で取り組まなければいけない問題もあります

病院でとか整体でとかいう問題で悩まれる方もいらっしゃるのですが
手術でも保存療法でもリハビリでも
まずはその人の状況をきちんと分析して見極め
状態に一番適した処置が施されるべきであるということです

(図は「動きの解剖学Ⅰ」から引用)

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