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2010/06/15

特異性と全体性

施術にはいると「どうしてそうなったか?」の原因を探ります
多くの場合その人の身体に証拠が残されています
痛みを発生させる原因となるアンバランス
それを生み出した動作・姿勢・習慣
それらを見つけだすことなくただ痛みを取るだけでは
根本的な解決とはいえず、対処療法的な処置に終始する場合があります
そういった場合、何度も何度も同じことを繰り返すうちに
次第に悪化して取り返しのつかない状況においつめられることもしばしば目にします
とりわけ長期的な習慣から発生したものである場合
施術そのものより、日常の注意を喚起することにより
根本的な原因を取り除くことに主眼が置かれます
この場合私の仕事はそれを見極めることをメインとして捉え
問題解決は自分自身でやってもらうことになります

「見極め」のために身体を触るときにちょっとしたゲーム感覚になったりもします
例えば野球選手の場合、ポジションを当てることに神経を注ぎます
野球といえどもそれぞれのポジションで動きが異なり
必然的に使う筋肉も違います
当然使う頻度の高い部位は発達し、他の人には見られない特性が存在します
それからポジションを推理し、なおかつそのポジション特有の動きを考えながら痛みの原因を見極めます
もちろん実際に痛みが生じた部位と一致することが多いのですが、意外に全く関係ない箇所に制限があり、それが原因で痛みを生じせしめるケースも少なくありません
実例で言うと右足首の捻挫が治り切らなくてフォームを崩し最終的に右手首に負担がかかり痛くなったということもありました
それもその競技の特異性から生じたものといえます
結果的に専門家(コーチ)にフォームチェックをしてもらい是正すると次第に痛みも消えていったそうです
これも私の仕事のひとつだと思うのです

Tj
月刊トレーニングジャーナル7月号

今月のテーマは「特異性と全体性」
それぞれの競技にそれぞれの動きがあります
その特異性を理解したうえで身体を適応させていくことが大切です
またアンバランスが生じたとき身体機能のメカニズムも狂いだし
障害が発生することも多いようです

でも各スポーツで奥行きが深い話がたくさん紹介されていて驚きました
ケガの予防についてもそうとう研究が進んでいるんですね
 
 
私のコラム「からだことばに学ぶ知恵」も8回目
「怒髪天を衝く」が今回のテーマ
佐伯マスオさんのイラストが迫力満点!!

031

今月もパワフルに連載中scissors

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コメント

触って、どうしてそうなったかの原因がわかるのですね。
わかるようになるのも、勉強と経験が大事だと思うし、難しそうですね。

「特異性と全体性」、まさに、私の昨日のぎっくり腰は、日曜日ベリーダンスで腰を痛めたのが原因ではないかと思います(腰に悪いからやめなさいと言われそうで誰にも言ってませんが)
腰を痛めた人には良くないのかもしれないなと思いながらやっています。
その特異性を理解したうえで身体を適応させていくことが大切なのですね。
それも難しいです・・・。

投稿: persian | 2010/06/15 09:14

触って分かるのは知識の問題ではなく積み重ねてきたものの強みでしょうかね

私はベリーダンスが悪いとは思いません
ベリーダンスをしてぎっくり腰になる程度だった身体が悪いと考えます
だからこそ特異性を理解してそれに適した身体を作ることが重要なんだと思います
多くの競技での基礎練習には特異性に適応する意味もあるんでしょうね
時間がかかるとは思いますがめげずに頑張ってください
上手くベリーダンスをやれば逆に腰痛を克服できるかもしれませんよ

それとベリーダンスで使われる音楽でいいのがあればぜひ教えてください
中東の音楽も結構好きだったりしますnote

投稿: ひろ | 2010/06/15 09:30

ベリーダンスが悪いとは思われないという事で、ホッとしました。
とても楽しいのですよ。
身体が悪い、その通りでしょうね。
筋トレなどもしてますが、まだまだ筋肉がついてないから、本当はもう少し筋肉をつけてからやった方がいいのでしょうね。
本当に、ベリーダンスをうまくできるようになれば、腰痛を克服できるような気がします。
でも、ベリーダンスが悪くなくても、今しばらくはしない方がいいでしょうね。
今度の日曜日は、プールでアクアフィットネスをしようかと思っています。

ベリーダンスで使われる音楽も本当に良いです。
題名とか知らないのですが、わかったらお教えしますね。

投稿: persian | 2010/06/15 10:27

ある程度の筋肉の量も必要でしょうがダンスをなさる場合筋肉の柔軟性という質がキーポイントになると思います
実は柔軟性のなさが腰痛の主な原因になっているはず
だから腰痛克服とダンスの向上は同じ方向性だともいえるのです
時間(年数)はかかるでしょうがぜひお続けください

音楽も楽しみにしています

投稿: ひろ | 2010/06/15 10:35

そうですか。
量よりも柔軟性ですか。
スポーツクラブでいろいろ量ると、筋肉量がとても少ないようなので、それも腰痛の原因の一つかなと思っていました。
腰痛克服とダンスの向上は同じ方向性なんですね。
良かったです。
いろいろと親身にお答え頂き、本当にありがとうございましたm(__)m
ついでと言ってはなんですが、もう一つお教え下さい。
痛い時はもちろん、やれと言われてもできませんが、痛みが治まったら、ベリーダンスをやっても大丈夫でしょうか?
それともある程度の時間はやらない方がいいのでしょうか?
以前は、ぎっくり腰の後は、しばらくは骨盤を動かす運動は控えて、プールのフィットネスばかりやっていました。

投稿: persian | 2010/06/15 11:25

そうですね
痛みがあるうちは何をやってもひどいことになりますので
十分休養して痛みがなくなれば始めていただいて結構です
ただしベリーダンスをいきなり始めるのは同じことを繰り返すだけですから
ラジオ体操なんかをやりながら数日間様子を見てダンスを踊る下準備をしていただきます
一週間ほどそれを続けて問題がなければダンスを少しずつ再開するのがいいと思います

逆にぎっくり腰になりやすい状態で踊っても筋肉が使いものにならず上手く踊ることもできません
リハビリと基本練習を兼ねてやってみてください
プールでの運動もリハビリには最適です

投稿: ひろ | 2010/06/15 11:37

わかりました。
そうします。
プールのアクアフィットネスも好きなので、それで楽しみます。
ありがとうございましたm(__)m

投稿: persian | 2010/06/15 12:08

「怒り」発生させる原因となるアンバランス
それを生み出した動作・「言動」・習慣
それらを見つけだすことなくただ「怒り」を取るだけでは
根本的な解決とはいえず、「その場かぎりな」処置に終始する場合があります
そういった場合、何度も何度も同じことを繰り返すうちに
次第に悪化して取り返しのつかない状況においつめられることもしばしば目にします・・・

と置き換えて読んでしまいました。

私達の夫婦関係です。ハイ。
とにかくやりにくい人なので、ものすごぉく気を遣います。
今更ですが、前夫には全くと言っていいほど気を遣うことなく
生活ができました。バチがあたったのでしょうか(笑)

前には前の良さと悪さがあり、今には今の良さと悪さがある。
両方天秤にかけて、今のほうが少しでも良いとするなら正解だし、悪いのほうが勝ってしまうようなら諦めるしかありません。さて、どっち?!

投稿: | 2010/06/15 22:32

生々しいお話をありがとうございました( ̄▽ ̄)

その割にいつもご一緒でいらっしゃるわけですから
それなりにと解釈しておきます

次回のコメントはあわてずに名前をご記入くださいませ(爆

投稿: ひろ | 2010/06/16 07:34

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