フツーに
子供と話をしててあれ?っと思うことがあります
「テストどうだった?」
「フツー」
なんとなくピンとこない返答です
言葉がかみ合っていないんですよね
うすうすは気づいてはいたんですが
彼らが使う「フツー」という単語は
我々の世代が使う「普通」とはフツーに意味が異なるようです(笑
先日NHKの番組を見てその謎が解けたのですが
どうやら世代によって「ふつう」という言葉の評価が違うそうなんです
バブルのころはみんなが浮かれてて派手な生活が憧れの的
一方「普通」という形容は見下されるべき状態だったんだそうです
そして2000年以降バブルが崩壊した後は苦しい生活を強いられ
「ふつう」である状態がある種、理想に変わったのだそうです
時代が変われば言葉も変わるもんです
私が習ったusuallyやordinaryが「普通」という言葉の英単語であるならば
今の時代、veryが「フツー」という言葉の意味というふうに理解しなければならないようです
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コメント
veryが「フツー」ですか。
私は、いつも良い子は、良い、悪い子は悪い、いつもと同じだよ、つまりusually、或いは、難しくも易しくもない、つまりordinaryとその時のニュアンスで解釈していました。
それと、あまり詳しく親に話したくないという事なんだと思っていました。
「フツー」というのは、喜ぶべき事なんですね。
投稿: persian | 2010/04/19 07:45
その時の解釈で同じ言葉でもニュアンスはかわるようです
ましてや異なる時代背景で育った人とではなおさらのことかもしれません
身体のどこかに痛みがある人は普通の何もない状態をありがたいこととしてとらえます
ある意味「痛い時代」なのかもしれません
投稿: ひろ | 2010/04/19 07:58