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2010/03/15

空中での身体のコントロール

中学の時バスケットボールをやっていました
当時、運動があまり得意な方とはいえず
何をやらせてもヘタクソだったのですが
えらいもので3年間も続けていると
身体も次第に成長しそれなりに体力もついてきました
三年生になるとそれまでできなかったプレーもできるようになりました
中学卒業を間近に控え三年生の送別試合に出場しました
といっても三年生は私を含め三人しかいなかったので
私が出ないと人数が足りないというのもあったんですかどね(笑)

ゴール前でリバウンドボールを追いかけてジャンプして取った後
空中で体の向きを変え、そのままシュートを放ちました
タップシュートというやつです
えらいもんで3年もやってたらこんな難易度の高いプレーもできるよになるんですね
3年間の努力に報いるべく神様・仏様の粋な計らいか
私の放ったシュートは見事きまり、ゴールのネットを揺らしました
しかし当時から物事にオチをつけないといられない私のこと・・・
シュートしようと身体を無理に捻った瞬間に腰がグキッ音をたて
着地したのち、走ることさえままならぬ姿になっていました
そのまま負傷退場・・・
それが中学3年間最後のプレーと相成りました(笑)

Tj4
月刊トレーニングジャーナル4月号

今月のテーマは「空中での身体のコントロール」
体を自由に動かせるのも足が大地に着いているから
空中で身体を動かすと、宇宙遊泳と同じく
反作用で身体が動かした反対方向に流れるので
思うように自分の考えている動きを実現できません
我々には羽が生えているわけではありませんので
空中でいられる時間はほんの一瞬だけ
そのわずかな時間に目的の動作をしようとすれば
それなりのスピードが必要です
当然強い出力が要求され、それにより反作用も大きくなります

反作用を吸収するためには柔軟性が高くなければいけません
また同時に反作用を打ち消す動きも必要です
腸腰筋や脊柱起立筋群をメインとする体幹の筋肉は相互にバランスを保つ作業をしながら、反作用を吸収するクッションの役割を同時にしなければなりません
さらに目的の動きを遂行するメインエンジンとしての役割を担うわけですから高度な動きを要求されることは言うまでもありません
ましてや負担のかかる動きによって誰かさんのようにケガをしてもいけませんのである程度の余裕も残しておかなければなりません
とにかく一瞬にたくさんの仕事をしないといけないので
空中での動きは難しいのです

当然練習を積み重ねることにより実現できる身体を作ることが大切なんでしょうが、そのために何をどう練習すればいいのかを知っていなければ効率のよい練習はできませんよね
スポーツだけに限ったことではありませんが
目的と手段を明確にした上で取り組むことが大切なんですね


早いもので5回目を迎える連載コラム「からだことばに学ぶ知恵」
今回は「目のつけどころが違う」がテーマ
現実にいろいろ違う場所に目が付いていたら世の中の見方もかわるでしょうね
できる人とそうでない人の違いはどこにあるのか・・・
カリスマ経営者本田宗一郎氏のエピソードにそのヒントが!

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コメント

こんにちわ!
空中での身体のコントロールが、今月の
テーマなのですね。
中学の時バスケットボールは、同じです。
あらら!負傷退場になっちゃいましたか。
それも、今は、いい思い出に?

投稿: うさうさ | 2010/03/15 09:37

最近は出なくなったもののあれ以来右腰の腰痛に悩まされて今日に至ります
懐かしい思い出というよりも、生々しい現実というのが本音です

投稿: ひろ | 2010/03/15 10:20

ひろさんもうさうささんも、バスケットボールをやっていたとは・・・。
私には全く縁のないスポーツでした^^;

送別試合でそんな難しいシュートが決まったとは、ひろさん、本番に強いタイプなんですね~と読み進んだら、あらあら、負傷退場でしたか・・・。
それは大変でしたね・・・。
でも、痛いながらも、満足感もあったのではないでしょうか。
良い思い出ですね。

投稿: persian | 2010/03/15 22:11

やってたといっても中学生のころでしたし
ヘタクソの部類でしたから・・・

それでもプレースタイルは派手に決める割に長続きせずチョンボが多いプレーヤーでした(笑

投稿: ひろ | 2010/03/16 07:48

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