アスリートの股関節
ここ数年ヨガのまねごとをやっておりますが
股関節の可動域が格段に変わりました
特別すごいことができるようになったというよりも
むしろ普通のことが当たり前にできるようになったという
極めて低い次元のお話なんですが
それでもえらいもんで股関節よりも腰にかかる負担が軽減したようで
仕事をしていても慢性的な疲労に陥ることがめっきり減りました
それだけではありません
股関節の柔軟性はすなわち大腿部や臀部の筋肉の柔軟性を意味し
これらの筋肉が弛緩することにより中に張り巡らされた毛細血管や周辺の血管が圧迫を受けにくくなることから血流が改善されて足の冷えを感じにくくなったというのは、迫り来る老化現象を薄々感じていた私にとってなによりの朗報であったことだけは申し上げておきたいのです
普段当たり前に動くと思っている股関節の可動域の問題点は単にそれだけの話にとどまらないことを身を持って体験したのであります
今月のテーマは「アスリートの股関節」
アスリートの股関節は我々のそれと違い大きな負担にさらされます
極限状態で大きな力がかかり
それが毎回反復継続するのだからたまったもんじゃありません
長期的に大きな負担を強いられることが原因で起こり得る症状は様々
そういったケースを今まで何件か見てきましたが
それぞれ個別の原因があり、結果があるのです
ケースに応じて保存療法で行くのか、手術が必要なのか
その判断は難しいのですが、新しい方法も考えられてきているようです
また手術をした後のリハビリや保存療法の手段も
症状の原因をよく理解した上で行われるべきで
やみくもにするのも効率的ではなくいのがよくわかりました
毎回スポーツメディスンを読んでいると
私自身の課題が浮き彫りにされます
少しずつでも克服しないといけませんな
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コメント
こんにちわ!
股関節の柔軟性があると、血流が改善にも
繋がるとは、成る程と思いますね。
股関節と言うと、サッカー選手も、よく、
痛めますね。
投稿: うさうさ | 2010/03/04 10:50
そうなんですよね
股関節に激しい力が加わるアスリートは様々な障害で悩んでいます
おとなしくしてればいいんですがそういうわけにもいかないんで
なかなかよくならないばかりか、症状が長期化することもよくあります
投稿: ひろ | 2010/03/04 12:01
ひろ先生、こんばんゎ。(^o^)
こちらの記事を読ませて頂き
これは、なかなか興味深いゾ♪…と思って
さっそく本屋さんで買ってきたんですが
なにせ内容がコアなんで
消化不良を起こしてます。(^^;)
バンクーバ・オリンピックで
銅メダルを獲得した高橋大輔選手も
怪我を機に、欠点だった股関節の柔軟性の強化に努め
リハビリをスキルアップへとつなげたそうです。
へたれな自分は、まだまだ修業が足りません。(汗)
これからも、情報収集の傍ら
さらに精進したいと思います。
投稿: 薄野の舞姫 | 2010/03/05 01:45
こちらは医療家向けの専門雑誌なもんで私らにも難解なところは多いんです
でも薄野の舞姫さんには読んでいただきたかったのも正直なところです
形成不全と一口に言っても個人差や問題部位に違いがあるので
リハビリも含めてやってもいいことといけないことの区別もできそうですね
何度かお読みいただいて面白い発見があればぜひお聞かせください
投稿: ひろ | 2010/03/05 08:00