自然な動作に答えがある
お腹が痛い時手をお腹にあてて腰を曲げます
間違えてもお腹が痛い時に腹を突き出してふんぞり返る人はいません
長時間パソコンをやったあと両腕を上に突き上げて大きく胸をそらします
寒いときのように両腕を抱え縮こまる人もあまり見かけません
とても腰が痛い時には「アイタタタ・・・」といって腰を曲げます
両腕を腰にあてて大きく腰を反らそうものなら新たな悲劇がおこることは言うまでもありません
身体に起こる様々な異変を原因として
人は何らかの自然な動きや姿勢を取ろうとします
その動作や姿勢には悪い状態から逃れるための理由があるからです
外傷があったり細菌やウィルスなどが原因でない場合
多くは「冷え」がその原因になっているはずです
冷えているという状態は血流が悪く
その状態から逃れるためには何とかして血液をたくさん流す必要があります
その目的を達成しようとするひとつの手段がそういった動作であったり姿勢であったりします
冷えが原因でお腹が痛い時血液を少しでも多く流すために
お腹を曲げて血管を少しでも拡張しようとしている
あるいは背筋を伸ばした状態では血液の流れが不足する
だから悪いところに少しでも血液を流そうとする防衛本能からくるものではないか?
私自身はそんなふうに考えるのです
もちろんすべてがそういった考えに該当するとも思えません
しかし薬やお医者さんがいなかった大昔から
自分の身体を治そうとする工夫をしていたことには間違いがないはずです
少なくとも施術方針を決めるにあたって
そういった普段にない動きや姿勢には大きなヒントが隠されているように思うのです
あとはヒントに気付き的確に症状に結び付けられる洞察力があるかないか・・・
その辺が勝負のカギを握っているのかもしれません
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コメント
こんばんは(*´∇`)

身体に負担がかからないように、日々注意したいと改めて思いました(*´∇`)
なるほど
確かに何気なくしている動作、一つ一つに意味があるように思えます
私、極度の冷え性なので
人って、何気ない事から、回復に向けて無意識に行動してるって、本能ってすごいですねo(^-^)o
投稿: chipa | 2010/03/18 00:30
普段から身体の声に耳を澄ましていると気付くことが多いです
身体に起こることにはすべて理由があるので
変わった現象が起きた時にチェックして予防すれば
深みにはまらずに済むことがあります
投稿: ひろ | 2010/03/18 07:55