« 違いのわからん男やけども | トップページ | 夢見る年頃 »

2010/02/22

観戦

やっぱり家に帰ってテレビをつけるとオリンピックを見てしまいます
仕事があるのでリアルタイムでは見ることができませんが
家に帰るとオリンピックのダイジェストにチャンネルを合わせます
私としては放送する側がやたら興奮して感動を押しつけようとするのには興ざめしますし、バラエティ番組みたいに人気タレントが出てるのも敬遠してしまいます
現場で見ていると意外に静かな緊張感が漂うのが普通でしょうし、その雰囲気を壊すような中継はかえって安っぽく感じられるのです

今回も数々のドラマがあります
全体的な印象として選手たちの笑顔が印象に残るのですが
インタビューなんかでもしきりに「楽しむ」という言葉を使ってるのを耳にします
「国の税金使ってバンクーバーまで行って楽しむとは不謹慎だ」
こうお怒りの方もおられるかもしれませんが
あれはおそらくメンタルトレーニングの成果なんだと思います
普通の人があの場に立てば、緊張で逃げ出したくなると思います
怖くて足のみならず身体全体が緊張に震えて当然でしょうけど
普段から自分自身に楽しむと言い聞かせ
極度の緊張状態から免れ、平常心で臨むことが
一番力を発揮しやすいはずですからね

スピードスケートの岡崎選手は残念な結果に終わりましたが
終始笑顔を絶やさず明るい表情を見せてくれました
前回のオリンピックの雪辱を果たすために
激しい腰痛と闘い、4年間必死でがんばってきた
それなのに不本意な結果が出たらどんな気持ちにおそわれるか
想像するだけで悔しいはずです
それでも笑顔で振る舞うというのは並大抵の精神力ではないと思います

高橋選手の銅メダルで終わった男子フィギアスケートでもドラマがありました
織田選手の靴ひもが切れてすべてを出し切れぬまま終わったのは無念だったでしょう
偶然だったのかどうかは別として
こういうことも勝負のあやなんでしょうね

織田選手といえば話題になっていたのが
織田信長の末裔だとか・・・
そういえば信長の若い頃と言えば
「尾張の大うつけ」と呼ばれるほどの規格外のお人だったそうで
派手で下品な服装をしていたとあります
むかしから大人物は常識の枠にとらわれることがないようです
きっと織田信長の若い頃も「品格に欠ける」と言われていたのでしょう
非常識なことは非常識として指摘されるべきですが
大きく伸びる芽を摘むようなことはあってはなりません
非常識な人間もいつ大人物に変わるやもしれません
だから温かく見守ることも大切だと思う

・・・そんな私も常識人ではありません

|

« 違いのわからん男やけども | トップページ | 夢見る年頃 »

コメント

こんにちわ!
今は、やはり、オリンピックの話題で持ち切り?
男子フィギアスケート、丁度TVつけたら、靴ひもが
切れて中断している織田選手が映ってました。
滅多に起きない事だろうけど、切れた紐を結んで、
大一番の望むのは、危険性もありますね。

投稿: うさうさ | 2010/02/22 11:02

切れた紐を結んでまで使うのは、新しい靴紐の感触に馴染むまでの違和感があるからなんでしょうね
それだけ細部にまで神経を使っていることに驚きました

このごろ愛用のリュックを結ぶ紐がボロボロになったのですが
替えない理由はお金がないからです

投稿: ひろ | 2010/02/22 12:38

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 観戦:

« 違いのわからん男やけども | トップページ | 夢見る年頃 »