筋収縮の謎
私たちが身体活動をするとき、ごく当たり前に筋肉を動かします
ところが筋肉というのは、できる動きが収縮のみという意外な現実があったりするんです
腕を動かすときに肘の関節を曲げたり伸ばしたりする動作も、実は上腕二頭筋を収縮させて肘を曲げ、さらに上腕三頭筋を収縮させることにより肘を伸ばします
そのときそれぞれ反対の動きをする筋肉(拮抗筋といいます)は受動的に伸ばされているだけで積極的に動くのではありません
つまり収縮というのは筋肉が唯一できる動きなわけです
今月のテーマは「筋収縮の謎」
私が解剖生理学を勉強した本によると筋細胞の数は増えることはないとあり、トレーニングによって鍛えられるのはそれぞれの筋線維が肥大するという説明があり、それが常識だったのですが、研究が進むにつれてどうやらその常識も怪しくなってきたようです
今では筋線維の数が増えるというのが通説になっているというから驚きです
筋肉についてはもっと研究が進んでいるようで、従来筋収縮のメカニズムはアクチンとミオシンというタンパク質が滑りこむ滑走説というのが私の持ってる本には書かれているのですが、アクチンとミオシン以外に第三のフィラメントが存在することがわかってきたそうです
このあたりの話になると私も直接見たことがない知識の上のお話でピンとこないのが正直なところなんですが、私が呆然と立ち尽くす間にも研究は進みます(笑)
生命のあるものの構成単位も細胞が最小だと言われていたのですが、さらに細分化されても生命として存在する単位があるそうで、さすがにこのあたりになると私にとって深遠すぎて唸る以外にすべはないのですが・・・
まだまだ私たちが普段当たり前に動かしている筋肉に潜む謎はたくさんあるそうですよ
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