治療と治癒
我々の仕事は治療ではありません
法律上でも治療行為を行えるのは医師に限られ
それ以外の者が治療行為を行うと医師法違反でお上にしょっぴかれます
法律上そうなっているからという理由からではなくて
実際上、私には人の疾病や怪我を治すことはできないと思っています
だから「治療」ではなく「施術」と呼ばれます
私の施術というのは基本的に単なる刺激にすぎないのです
上手く施しても、そうでなくとも刺激以上ではなく、またそれ以下でもありえません
ただその刺激を上手く使えば、人間が本来持っている治ろうとする力に刺激が加わり、あたかも昼寝していたそういった能力が目覚めて、再び仕事を始めることによって治る方向に身体が機能し始めるのです
これを自然治癒と呼ぶのですが、人間は本来何もしなくても治ろうとするのが自然です
ところが身体のリズムが崩れたりすることによって一時的にその能力が発揮できないこともあるのです
そういうときにこと我々の出番がきます
もちろんその人が持っている能力を超えて、素晴らしい結果が出るはずもありません
だからこそ年齢やその人の体力などの要素で個人差もあるわけで、決して私が下手なのではありません(笑)
ましてや治癒にかかる時間は絶対に必要であって最短距離をとることはあっても、短縮できることはありえません
膝の擦り傷を今日中に治せといわれても無理なのはご理解いただけるはずです
あくまでも治癒というのは身体の内から治るものであり、自然発生的なものです
外部から何らかの刺激を受けることにより治癒に対する機構が活性化されたとしてもその本質は変わりません
「治療」のように直接の原因を取り除いたり、(細菌やウィルスを)退治することはできないわけです
どちらがいいとかの問題ではなくどちらも必要なもので、ただ個別的な事例においてどちらが適切かを選択する必要があるのではないでしょうか?
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コメント
こんにちわ!
また、今日は、凄く寒いですね。
山口県でも、初雪が降ったとか・・・。
下関は、まだのようですが。
ひろさんのところも、寒いでしょうね。
治療ではなく施術になるのですね。
整骨院にお世話になった事もありますが
施術は、気持ちいいものですね。
器械などのあたった最後にして頂く、
あれですよね?
投稿: うさうさ | 2009/12/17 10:04
今日はさすがに北風が吹いて寒いですよ
今週末はひょっとしたら初雪が見られるかもしれませんね
治療と施術の定義って私も知らないんですが
我々がやるのは施術ということになります
投稿: ひろ | 2009/12/17 10:18
ぜひとも、奴らの頭に、施術を
投稿: ひろん | 2009/12/17 16:48
施術しても生えてけえへんやん毛(大汗)
投稿: ひろ | 2009/12/18 08:20